二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.519 )
- 日時: 2012/08/17 11:18
- 名前: 有栖 (ID: Pib.PIUG)
それから敵の気配がなくなりケルシーに双剣を渡す。
まだ壊れていない橋の下へと身を寄せた。
リナリーはまだ起きない。
すると元帥が進むか否かの選択を聞く
クロスの後を追って操り人形になるか、教団へ一旦退くか。
でもその答えは決まっている。
あの時も進もう、そうリナリーが言った
だから今、ここにいる。
皆が「進みたい」そう共感する
話が終わってリナリーが目覚めるまで一旦休憩となった
「…疲れた」
「え? だ、大丈夫ですか!?」
「無理っぽい…」
「それじゃあ私の刻盤で…」
「大丈夫、同じイノセンス同士にそれは効かない」
『私が変わるよ』
ごめん、頼んだ。
「ルギアは、大丈夫だよ、少し休憩するって」
「ルキアちゃん…本当に…」
「大丈夫ですよ。私も進めるから」
そう、私だって進める。そうココロに決めた。
ルギアからから聴こえて来た声。そこから聞こえてくる遊び歌。
誰から教わったのかも、誰から聞いたのかも知らないけど。
でも聞こえた。懐かしく感じたその遊び歌は優しい子守唄…。
アレン君がリナ姉と向き合う
「すみませんでした。僕、どっかいっちゃって…スーマンの事も…救えなかった…」
「…アレン…君…?」
「すみません…すみませんでした、リナリー」
「どうして?どうして謝るの。スーマンの事? スーマンは、無残にやられた訳じゃない。ココロはアレン君に救われた。」
「リナリー…」
「おかえり…アレン君」
「ただいま…」
リナ姉が目覚めた。
よかった、イノセンスはまだまともに発動出来る状態じゃないけどそれだけでもいい。
「リナ姉…」
「ルキアちゃん…?」
「うん、良かった。まだ、元気そうで」
本当に良かった。
リナ姉は優しいから。だから…懐かしいの、リナリー…
—すぐに終わるさ、その感動も、何も カモ
「っ!!」
「ルキア?」
胸騒ぎがするんだ。
今ここで何かがなくなるような胸騒ぎがするんだ…
「見つけたレロ!」
その瞬間リナ姉の地面に穴が空く。
異次元への穴が
「リナリー!!」
アレン君がリナリーの手をつかみ私がアレン君の手をつかむ
その後にチャオジーさんと神田さんとクロウリーさんが追いかけて一緒に穴へ落ちた。