二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.539 )
日時: 2012/09/09 22:16
名前: 有栖 (ID: FIlfPBYO)

そこから歩き始めて今度は長い階段を昇る。
昇るにつれてどんどん緊張感が迫って来るのを感じる。
「頑張らなきゃ」

「リナ姉?」
アレン君とともに後ろに向く。
「あ」
「やっぱり足、無理してるでしょ」
「ち、違うの!考え事。帰ったらすぐに鍛練しなきゃって」
リナ姉、なんか無理してる気がする。
足は、たぶん問題なさそう。だけど何か無理してる気がする。
「うっひー。リナリー、何真面目な事考えてんのさぁ!帰ったら俺寝る!寝るよ!くたくただもん!!」
「ね、寝てもいいよ!でも、鍛練も大事でしょ?」
鍛練出来る体力あるかな…。
「駄目だなぁ、リナリー。もっと色気あることいわないと恋人出来ねぇぞ!」
リナ姉がその言葉に怒る。アレン君がラビに蹴りを入れる。
「リナ姉は、何をいっても可愛いと思うけど」
「そうですよ!!」
「か、関係ないわよっ!!」
リナ姉がラビを横に揺らす。
「あ、アレンは、どうすんの?」
「無論。たべます」
「あー。言うと思った…ルキアは?」
急に話題を振られる。
「え!?えっと私は…」
何しようか。
「ブフッ」
チャオジーさんが急に噴き出して笑う。
「あ、すみません」
そのまま話を聞いてると、どうやらエクソシスト「神の使徒」って
いうほどだから冗談とか恐怖とか感じないんじゃないかって
思われてたらしい。でも、そうかな。
なんでもそう言われると何か「特別な存在」になっちゃうし。
「…元は普通の人間ですから。ただ、力があるだけ。だから、普通の人間のように笑ったり恐怖を感じたり、それが当たり前なんです。別に対して普通の人間と変わらない…」
もしかするとノアの一族も。
そう言って前へと進み、頂上へ。
そこにいくといきなりノアの一人、ロードがアレン君に飛びつく。
「!?」
次にロードは、アレン君に遠慮もなくキスをする。
「何?そんなに少年の事好きなの?」
「ロードも物好きだな。そいつのどこがいいんだよ。ただのもやしだろ?」
アレン君がもやしと呼ばれても反応しない。
そちらを見ると完全に固まっていた。
そんな様子にも関わらずティキは、話を進める。
食事の途中だったようだ。
一緒に食べない? と、誘う。
時間がある時にゆっくりと、とアレン君はいうが、
外をみると、もうすでにこの部屋意外は全て崩壊している。
まさか…神田さんや、クロウリーさんも…?
いや、大丈夫、きっと大丈夫だよね。
急に「バンッ」と音がして降りかえると、ロードが入ってきた扉の鍵を閉める。
「座りなよ」
「座れよ、エクソシスト」
「せっかく人数分用意したんだ。問題ないだろ?」
「それとも、恐ろしいのか?」
その言葉でアレンが動き出しティキの向かいのイスに座る。