二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.577 )
- 日時: 2012/11/30 19:53
- 名前: 有栖 (ID: jJL3NZcM)
エピローグ
ここはどこだろう
暗く切なくて。それでも一生懸命に生きようとしている
このなかはどこか昔の私にとても似ているような気がする
誰のなかなんだろう
暗闇の中にたったひとつ光る赤い光
何もかも見透かしているようで怖いその光
映し出すもの全てを赤く染めるその光
—君は…?
—君は…?
向かい合うその光と言葉を交わし合う
なんだか私達。似た者同士だね
もしかすると前世で双子だったのかも知れない
だってほら。
顔や性格。性別は違うけど共通するものがないわけじゃない
どこか繋がりあっているような気がしない…?
—赤い左腕と赤い右目はどちらも赤い光に魅了された—
おかしな話だね
「ルキアッこれ、新しい団服らしいですよ」
目の前にアレン君がいる。どうやら新しく出来た団服をもってきてくれたらしい
形状は、違うもののデザインは統一されている
「ありがとう」
「はいっそれじゃ僕、呼ばれてるんで」
「うん。またね、アレン」
あれから元帥達の無事も確認し、化学班のみんなも多数の犠牲者が出たけど生きている人の方が多い
レベル4との戦闘で教団はボロボロに。
そのために新しく教団を移動する事になった
これからもまだ戦争は続く。たぶんこの戦争は永遠に終わらないんじゃないかとも思う
伯爵は、本当に殺すことが出来るのか。それも疑問に思う
「ルーキアッ!」
後ろから急に抱きつかれる。その正体は、元ノアのリクトの姿
ノアの聖痕も消えて普通の人間
どうしてそうなったのか自分でもよくわからない
でも、後々ノアの事について聞いても何も覚えていないという
ロードやティキ。持っていた能力についても
そんなリクトが何故ここにいるのかっていうのはあのルベリエ長官っていうのに
検査される予定だから
それまで暇な時には私のところにきていた
「ルギアも元気?」
「『うっせーよ。』」
「はは。相変わらず…。なんで嫌われてんだろ」
ただ、ルギアはあまり好ましく思っていないみたいだけど
それもそうか。
昔は敵対している者同士だったんだからね
今、私はここに生きています
これからもルギアと一緒に生きていきます
私のこの命が尽きるまでこの戦に参加していきます
大丈夫。だって、もう人を信じることを覚えたから
もう一人じゃないから———