二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.67 )
日時: 2012/01/04 19:51
名前: 有栖 (ID: cHwZ8QFd)

その青白く光っている場所までいくとそこには、疲れ切ったようた男がただ呆然と座っていた。
この人がその3か月前にいって戻ってこなくなった旦那だろう。
「あ、あの、大丈夫ですか?」
ルキアはおそるおそるその男性に話しかけてみた。
だが、返事は帰ってこない。死んでいるのだろうか?
「あ、ルキアちゃん。その男性が持ってるのってイノセンスじゃない?」
確かに男性の手にはイノセンスがあった。
もしかするとこれを求めてここまでやってきたのかも知れない。
そしてこの男性がイノセンスを手にしたことにより雨が降らなくなった。
と、いう推理をしたかったが時期があっていない。
ルキア達はここまで来るのに1日もかからなかったのだから2ヵ月くらい遅れていた。
まさか迷っていたのだろうか?そう思うしかないだろう。
ルキアは、男性の手からイノセンスを取る。
するとその男性はみるみる内に水分が抜けて行った。ついには骨化してしまう。
一体この男性は何者なのか・・・。何をしようとしたのだろうか・・・。
驚きながらもリナリーの所へ戻ろうと後ろを振り返った瞬間だった。
「きゃあ!」
いきなり現れたLv.2の悪魔3体にリナリーが攻撃された。
「お姉ちゃん!!」
「だ、大丈夫。私は平気よ」
「まだ倒れてなかったか!」「ちょっと待って。こいつは、連れていくんじゃなかったか?」「じゃあ倒しちゃだめか。」
そんな悪魔3体の話を無視してリナリーはイノセンスを発動した。
ルキアはいまだにイノセンスの発動の仕方が分かっていないのでおどおどしている。
悪魔1体目の能力は、「音」超音波のようなもので相手の動きを封じたりする。
2体目の能力は、「カッター」体から出ているはさみのようなものでカッターを出し攻撃する。
3体目の能力は、「炎」口から吐き出す炎はとても冷たくドライアイスのようだ。
リナリーと悪魔の戦いの時、ルキアの存在は忘れ去られているようだ。
その方がルキアにとっては有利かもしれない。だが、逆にリナリーはとても不利な状況だった。
「ボイス!」
その1体の悪魔から頭がわれるような音がした。
「俺の出番登場! 寝てる間にこんなになってりなんてな。しかしLv.2の悪魔3体か…。」
ルギアは、クロから双剣を受け取りリナリーと悪魔との戦いに参戦する。
ルギア本体はイノセンスそのものなので悪魔の間接的な攻撃は効かないらしい。
でもそんなことこの悪魔達がしるはずもない。
「なっなんでこいつ聞かないんだ!」
「さぁ?なんででしょうって奴だ。」
そういってルギアは音の能力を使う悪魔に攻撃をしかけようとしたが隣からカッターの能力の悪魔が邪魔をする。
地面に着地しようとしたら、炎の能力の悪魔が地面を凍らせた。
着地に失敗して、その隙を他の悪魔が攻撃した。
リナリーは、ボイスの能力で動けない。
ルギアは、見事に壁の方へ吹っ飛ばされた。そのまま気絶してしまう。
「やった、エクソシストを1人倒したよ!」
「ルキアちゃん!」
リナリーは叫んだ。だけどルギア、もしくわルキアは目を覚ます気配はない。
きっと急所にあたったんだろう。
「次は、こいつの番」