二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.95 )
日時: 2012/02/19 16:28
名前: 有栖 (ID: lL8RIxSj)

>>89少し修正いたしました。
ちなみに、「今の」アリスの性格は、作者自身のリアの性格でも周りの設定は全て違いますw


「この宿に泊まるのは初めてかい?」
アリスちゃんの事を考えてたら近くにいるおじさんが話しかけてきた。
「はい。」
「あの子ね、人見知りが激しいんだよ。父さんは父さんで過保護だしね。」
「そうなんですか? どうも、人見知りには思えませんでしたけど…」
「そうだね。最初は変わった子だなぁとかおじさんも思ってたけど、長い間付き合っている内に段々毒舌になってくるんだよ。あぁいうふうにね。」
おじさんは、アリスちゃんの事をよくしっているらしい。
でも、本当に人見知りには思えない。初めて会った時も普通に話してたし。
人見知りの子ってみんなあんな感じなのかなぁ。んな訳ないか
「もっと詳しく知りたかったらアリスちゃんの父さんに聞いてみな。」
「分かりました、ありがとうございます。」
とりあえず、今は朝食食べようか。

数十分後、朝食を食い終わらせファインダーの人と作戦会議をしていた。
私は、この宿内にいる人達に情報収集、ファインダーは、外の様子を見てくるといった感じらしい。
なので、ファインダーの人が出て行った後、さっそく店長さんに聞いてみることにした。
あの変な人達は、この店にいないみたいだしほとんどの事は知ってるから変な人以外の情報を集めなければいけない。
でも、どんなそれってどんな情報なのか分からないのでアリスちゃんの情報探り。
ルギアからも調べてみる価値はありそうだ、というので。それに私があの子に興味がある。

「あの、すみません。」
「あぁ、さっき取り戻してくれた方か。本当にありがとう。」
「い、いや別に大したことしてないですし大丈夫ですよ。」
ちょっと寒かったけどね。
「それより、あの子って一体どんな子なんですか?」
「そうだな。僕もあまりしらないんだ。」
「え? 親なのに知らないんですか?」
これは、驚いた。
「血が、繋がっていないからね。元々拾い子なんだよ。まだ、7歳くらいの時だったかな。」

過去のことは、何も話してくれなかった。今も過去の事は知らない。
あの子は名前も教えてくれなかったんだ。名前は? って聞くとただ黙っているばかりだった。
だったら、僕がきめちゃうよって言うとやっぱり黙ってて。
仕方なく、一応考えてみたんだ。それで思いついたのが「アリス」
今日から君の名前はアリスだって言うと、顔をキラキラと輝かせて僕に抱きついてきた。
そのまま僕の後をずっとついてきたもんだから、僕の家で育てることにしたんだよ。

「昔は可愛い子だったなぁ…」
………なんだって、共通点がいっぱいあるじゃないか。
まず、拾い子っていうのと、拾われた年が7歳くらい。
過去の事は、誰にも話したことないし、本当の名前でもない。
今の短い話の中でこれだけ共通点が出てきてる。
なんだかなぁ…
「へぇ、そうなんですか。」
「なんで、あんなになっちゃったのかなぁ。前はすごく甘えん坊だったのに。」
『性格が変わった。何かおかしい話だって言う奴だ』
聞いてみるよ。
「性格が変わったのはいつごろですか?」
「10歳の誕生日の時にノートとペンをプレゼントしたんだ。その、次の日からかな。」
「ありがとうございました。」
何か分かった事ある?
『そのノートとペンに興味がある。もしかするとそいつらがイノセンスかもしれない。ここに来た時からだったがこの宿にはイノセンスの気配がするんだっていう奴だ』
と、言う事は、アリスちゃんは適合者なのかな?
『たぶんな。そいつらのせいで性格が変わったといってもおかしくはないだろう。』
そうだね。次はアリスちゃんを詮索しなきゃいけないのか。
まだ時間はあるし頑張ってみようかな。