二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】 紅鬼姫の純愛 ( No.8 )
日時: 2011/12/01 17:30
名前: 悪魔ビビ (ID: 2GxelfGo)
参照: 寒い

 
 /02 いつもSな人が女の子にベタ惚れだとからかいたくなるよね?

 「総悟ォォォォォォ!!!!!!」

 ものすごい勢いで屯所に駆け込んできたのは鬼の副長ーー『土方十四郎』だ。

 「お前何サボッちゃってんのォォォォ!?」
 「うっせーなぁ土方。人の感動の再会をジャマすんんじゃねーよ」
 「俺上司なんだけどォォォ!?・・・て再会?」

 総悟に向かって怒鳴っていた土方は首を傾げる。

 「ひさしぶり、トシ兄♪」
 「紅っ!?な、なんでお前こんなとこにいんだ??」
 「俺に会いに来たに決まってるでしょう?ちっとは考えろや」
 「だからお前は何でそうけんか腰なのォォ!?」

 いつもの用にギャーギャーと騒ぐ総悟と土方を見て笑っていた紅だが、いつまでも続く言い合いを聞いていると顔が曇っていった。
 総悟は服の袖が小さく引っ張られるのを感じると紅を振り返った。

 「紅?どうしたんでィ」

 紅は頬をふくらませ、涙目で総悟を上目遣いに見つめる。

 「トシ兄ばっかりかまってちゃだめっ!」

 ズッキューンッッッッッッ!!!!!!

 総悟が鼻血を吹き出し盛大に飛んでいった。

 「えええええええええええ!?」

 山崎はサドスティック星の王子の名を持つ男が飛んでいった方を呆然と見つめた。

 (ま、まさか沖田隊長が女の子相手に鼻血を出して吹っ飛ぶなんて・・・!!)

 土方はよろよろと鼻血を止めながら歩いてくる生意気な部下を見てにやり意地悪く笑う。

 「紅!ちょっとこっち来な」
 「?なぁにトシ兄」

 幼なじみである土方の元へテトテトと歩いていく。土方はぐいっと紅の頭を引き寄せ耳元に囁く。

 「お前が総悟と会ってなかった間の写真・・・やろうか?」
 「ほんとに!?」

 土方の言葉を聞いて嬉しそうに笑う。

 「ああ本当さ・・・後で渡してやる」
 「後でっていつ??」
 「そうだなぁ・・・」

 そう言ってちらりと総悟の方を見る。案の定総悟は頬を引きつらせ怒りマークを浮かばせていた。そんな総悟を見て土方はにやりと笑う。

 「・・・土方死ねェェェェェェェ!!」
 「総悟!だめっ」
 「!!」

 刀を抜き土方に斬りかかる総悟を紅が止める。総悟は急ブレーキをかけた。

 「今はトシ兄殺しちゃだめ!!」
 「今は!?」
 「・・・なんででィ」
 「だってトシ兄が総悟の写真くれるって言うんだもん(にこ」

 (何この可愛い生き物ォォォォ!!!!///////)

 そんな様子を見ながら山崎は密かにビデオを取っていた。

 「・・・これ後でみんなで見よーっと♪」