二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 新・天使と悪魔の双子姫 ( No.32 )
日時: 2011/12/05 19:29
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 実力?んなもん知るか!!←

第4話「深夜の電話」


時計の針は午前2時を差している。ラティアは夜中になっても仕事を続けていた。

ラティア「…今日の仕事は終わりね。…2時か…。今日はいつもより長く寝られるわ。」

ラティアは世界一大きな会社の社長なので、徹夜は当たり前。最近では、FFIの副大会委員長も務めているので休む暇など無いのだ。
水色のネグリジェに着替え、ベッドに入る。5時には起きなければならないのでたった3時間しか眠れないが、久しぶりに感じたベッドの感触が心地よかったのか、ラティアはすぐに眠りについた。

午前3時、ラティアの携帯が突然鳴りだした。

ラティア「全く…、いい加減に時差という物を覚えなさいよ…。」

ブツブツ文句を言いながら携帯を開くラティア。夜中に電話がかかってくるのは、彼女にとって日常茶飯事のようだ。

ラティア「もしもし…?」

?『おっはよ〜!!相変わらず眠そうだね!!』

この時間帯の声とは思えないほどの元気で明るいソプラノ声。

ラティア「当たり前じゃない…。こっちは今、午前3時なのよ?」

欠伸をしながら呆れたように言うラティア。

?『こっちは朝の8時だよ?』

ラティア「いい加減に時差覚えなさいって何度も言ってるでしょう?!」

すっかり目が覚めたのか、ラティアがイラついた声で怒鳴った。

?『ちょ、何でキレるわけ?!意味分かんない!!』

先程まで明るかった少女も、怒った声で言い返す。その時、携帯の向こうから誰かが入ってくる音が聞こえた。

?『マーク!!聞いてよ!!ラティアがね、急にキレたの!!意味分かんなくない?!ちょっと文句言ってよ!!』

マーク『自分で言えば良いじゃないか。』

?『ヤダ、だって殺されるもん。だから代わりに文句言って!!』

マーク『いや、それは俺も一緒だし。』

?『いいから言って!!殺されたいわけ?!』

マークは渋々少女から携帯を受け取る。

ラティア「久しぶりね、マーク。まずは予選突破おめでとう。」

マーク『ああ、ありがとう。…日本は今何時だ?』

ラティア「午前3時。」

マーク『…それはティアラが悪いな。』

ティアラ『はっ?!マークまでラティアの味方するの?!彼氏なのに?!』

ラティア・マーク「『今それ関係ないし。』」

ティアラ『関係ある!!大ありだよ!!』

先程から叫んでいる少女…、名は「ティアラ・クラリス」ラティアの双子の姉で性格はラティアとは正反対の可愛い系美少女である。

ラティア「というか、朝からデート?随分と余裕なのね。」

マーク『いや、ティアラが勝手にユニコーンの宿舎に居候しているだけだ。』

ラティア「居候って…(呆)」

ラティアは呆れて溜息を吐いた。

マーク『アジア予選は終わったんだろ?いつこっちに来るんだ?』

ラティア「そうね…。大体そっちに着くのが明日の10時くらいかしら。そっちに着いたら連絡するわ。それまでその馬鹿姫よろしく。あと、時差を教えておきなさい。…そろそろ切るわよ?貴重な睡眠時間をこれ以上取られたくないから。」

マーク『分かった。ティアラ、他に話すことないか?(ティアラに時差教えるのは無理だな…。そんなこと言ったらラティアに殺されるから言わないけど。)』

ティアラ『…無い。』←拗ねてる

ラティアは携帯を切って再び眠りについた。




ティアラファンの皆様!!お待たせいたしました!!ティアラ姫、ついに登場です!!…ファンいるかどうか知らないけどw←
次回はティアラがメインです^^