二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン 新・天使と悪魔の双子姫 ( No.72 )
日時: 2011/12/10 15:13
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 来週は個人懇談で午前授業!!でも、三者面談が…;;

〜ラティアsaid〜

私がやってきたのはイタリアエリアにあるグラウンド。

ラティア「…うん。ここからなら誰にも見つからずによく見える。」

私は木陰に座る。その時、キャラバンが止まった。このキャラバン…、確かイナズマジャパンの…。

円堂「見ろよ!」

立向井「あれは?」

風丸「恐らく、イタリアの代表チームだな。」

煩いわね…。地獄の海で溺れ死んでくれないかしら。
私はかなりイライラしながらグラウンドに目を向けた。


フィディオ「FW!常にパスラインを意識して攻め上がる!」

FW「「「おう!!!」」」

あっ、スライディングかわした。

フィディオ「中盤!常にボールと敵の位置を把握!ボールを奪われる状況を、いつも想定しておくこと!」

中盤「「「はい!!!」」」

フィディオ「DF!チャンスがあれば攻め上がる!守る意識だけでは勝てない!」

DF「「「分かりました!!!」」」


円堂「あいつ、フィールドの真ん中にいるのに後ろのDF陣の動きまで見えているのか?!」

ヒロト「まるで、後ろにも目があるみたいだ。」

…えっ?!あれだけのプレーで驚くの?!私なんて、欠伸しながら見てたのに。
彼等にしてみたら凄いのかもしれないけど、私にしてみたら退屈。私はティアラのプレーを見慣れているからか、どうしてもティアラのプレーと比べてしまう。だから、ティアラ以外の選手なんて凄いと思ったことが一度もない。寧ろ、見ていて退屈。

佐久間「世界のトップレベルの中に入りそうだ。空から見ているかのように、フィールドの全てを見ることが出来るプレイヤーだ。」

鬼道「フィールドの全て…。」

円堂「これが世界か…!!」

ラティア「…あの程度で世界トップレベル…、退屈だわ。」

私が小さな欠伸をした時、キャラバンが動きだした。
そして、イタリアチームも休憩時間になったようだ。

ラティア「…さて…、そろそろ帰ろうかしら。」

立ち上がった時、誰かが此方に近付いてくるのが見えた。私はその人物に驚き、その場に立ちつくしてしまった。

フィディオ「久しぶりだな!ラティア!」

ラティア「フィ、フィディオ?!な、なんでここに?!」

フィディオ「ラティアがいたからさ。初めは驚いたんだけど…、その特徴的なエメラルドグリーンの髪と青の瞳は間違いなくラティアだと思って。」

ラティア「…ここってグラウンドから見えやすい…?」

フィディオ「そんなことないよ。気付いたのも俺だけだし。」

ラティア「そ、そう…。」

私はホッとして溜息を吐いた。

フィディオ「ラティア、休憩時間が終わるまでどこかで話さないか?」

ラティア「ど、どうしてもっていうなら付き合ってあげてもいいわよ…?///」

フィディオ「ありがとう!!じゃあ、あっちの人通りが少ない方に行こうか。」

ラティア「そ、そうね…。///」

今、絶対顔赤い!!というか私、なんで素直じゃないのかしら…。本当は、会いにきてくれて凄く嬉しいのに。素直に感情表現が出来るティアラが羨ましいわ…。
そんなことを考えながら、私はフィディオのあとをついていった。




ラティアってツンデレなんだけど…、ちゃんとツンデレになってるかな?