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〜プロローグ〜

「この世には、神様と天使と悪魔が存在するのよ。」

「神様はどこにいらっしゃるんですか？」

「神様は２人いてね、一人は海の底で、もう一人は空の彼方で皆を見守ってるの。」

「本当に？」

「本当よ。今も貴女達のことを見守ってるわ。」

「神様には会えるんですか？」

「えぇ、会えるわ。絶対にね。」

「本当？！いつ？！いつになったら会えるんですか？！」

「１３歳の誕生日よ。」

「１３歳…、中学生ね。」

「うん！！神様ってどんな人かな〜！！早く会いたいなぁ〜！！」

「人とは限らないわよ？」

「ふぇ？どういう意味ですか？」

「１０年後のお楽しみ♪」

「じゃあ、天使と悪魔はどこにいらっしゃるんですか？」

「天使と悪魔はね———
　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　———人間の心の中に、一人ずつ住んでるのよ。」


———そう言って、貴女は私に笑って話を聞かせてくれましたね。

———でも…、貴女は私を裏切った。

———裏切ったまま、何も教えてくれないまま…、貴女は亡くなりました。

———憎かったのに…、憎かったはずなのに…、私は涙を流しました。





　　　　　　　「この世に『絶対』なんて存在しない。」







それが、私が心にずっと刻み込んできた言葉———





うん、駄目プロローグ完成！！←