二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスター ソウルギア 【キャラ大募集】 ( No.36 )
- 日時: 2012/06/24 07:21
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: Z5cmkimI)
〜第17話 術法の兄妹〜
数分間走り続けた亮太は防衛の町に辿り着き、ルーム団の一部を排除する為に町中を見渡るが何処にも居なかった。
その時、背後から銃を後頭部に突きつける一人の少女が現れた。
???「貴様も〝ルーム団〟とか言う奴等の一角か!?防衛の町は〝防衛少女〟のアタイが護って見せるよっ!!!」
亮太「無闇に銃を後頭部に突きつけんのは良くねぇよ、お譲ちゃん。俺はルーム団の部員じゃねぇ、追ってんだ。だから銃を離してくれ。」
???「銃を突きつけるのは確かに癖だ。アンタもその眼差しからすると部員じゃなさそうだ。・・・・・・紹介する、アタイは〝秋空 愛華〟よ!!!」
お互いに自己紹介を交わし、現在の状況を愛華から聞き取る亮太は真剣な姿であった。
防衛の訓練を日々受けて居り、現在では銃を一瞬で三発程撃てるらしい。
亮太「現在の状況を整理すると此処の周辺の部員は全てアンタが倒して、残るは幹部らしき男なんだな。」
愛華「腕の傷も幹部らしき男に付けられたわ、特に痛みは無いんだけど。」
亮太「・・・・・・刃物に毒を塗っている可能性も有りそうだ、直ちに病院へ向かえ。後は俺に任せろっ!!!」
亮太は愛華の傷を心配して病院へと行かせ、その後は幹部らしき男を探し出す為に様々な場所へ向かった。
すると、腕にタトゥーを刻み込み、半袖の幹部らしき男に出逢った。
亮太「お前が少女の腕に傷を付けた幹部か!?早い所に片付けておかネェと後々面倒な事になりそうな野郎だぜ。」
???「灼熱の闇から目覚めろ、諸刃の王者〝トリッキー〟!!!」
亮太「いけっ、ヒコザル!!!炎のパンチ!!!」
???「トリッキー、居合い斬り!!!・・・・・・攻撃力が高いトリッキーに攻撃力が低いテメェのヒコザルが勝てるはずねぇんだよ!!!」
幹部の男が所有するトリッキーと言うポケモンはヒコザルが放つ炎のパンチを軽々と避け、避けた一瞬で居合い斬りを当てる。
ヒコザルは大ダメージを喰らうが『まだ立てる・・・・』と波導で伝え、又しても攻撃を仕掛けた。
亮太「攻撃力が低かろうと大事なのはポケモン自身の『根性』だ!!!!ヒコザル、〝火炎放射〟!!!!お前の根性、アイツにガツンっと見せつけろ!!!」
???「幾ら攻撃を仕掛けようとお前等〝雑魚〟が〝ルーム団〟に勝てるはずねぇって言ってるだろ!!!!」
亮太「んなモン分かんねぇだろォ!!!!お前に未来が推測出来んのか、その根拠はどっから来てんだ!?・・・・・・根拠無く決めつけんじゃねぇよ。」
亮太は全身に燃え上がる炎を纏わせ、厳つい表情で幹部を睨み付けるとヒコザルと共に戦場(フィールド)に立った。
???「貴様、〝鬼気〟の使い手か。だが、鬼気の能力からしてお前は今使える鬼気、多くて四つ。〝火遁の鬼気〟と〝瞬発力の鬼気〟、〝水遁の鬼気〟、〝腕力の鬼気〟ぐらいだろう。」
亮太「俺が使える鬼気はまだ二つだ、馬鹿野郎ォ!!!火遁・砲演舞!!!!」
ヒコザル「ザルザァァッッ!!!!(火炎放射!!!!)」
???「こんな所でオレは死なねぇよ、鬼気野郎。・・・・・・一旦逃げるか、トリッキー戻れ。」
幹部の男は忍者の様に壁を蹴って逃げて行き、それを追いかける様に亮太は走るが姿を見失った。
すると、背後から帽子を被り腰に二本の太刀を構える謎の人物が現れた。
???「予感的中、やっぱりアンタも鬼気使いだったか。俺は愛華の兄貴〝秋空 仁〟だ。一応、俺は〝剣術〟使いだ。」
亮太「貴方があの時のお譲ちゃんの兄貴か、俺は〝沓名 亮太〟。今はシドさんの代わりにルーム団を追っ払ってる。」
仁「話は全て愛華に聞いた、現在残るルーム団は特に居ない。そろそろシドの所に戻っても良いんじゃないか!?」
亮太「・・・・・・・・・そうも行かねぇ様だな、この状況からだと!!!そこで何を聞いてんだ、クソ野郎!!!!」
亮太が示した方角には確かに人影が有り、それを追いかける様に二人は全力で走った。
第18話へ続く