二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスター ソウルギア 【キャラ大募集】 ( No.37 )
日時: 2012/07/08 11:27
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: Z5cmkimI)

〜第18話 WORLD OF REVOLUTION〜

人影のみを残して消え去った謎の人物を追い続け、亮太と仁は手分けをして捜索に当たるが人影のみが頼りな為、見つけ出す事は不可能に近かった。

しかし、人影を懸命に思い出すと一つの手掛かりとなる証拠————アリバイがあった。


亮太「そう言えば、人影の頭辺りに癖毛らしき物があったな。癖毛がある人物を探り出せば、疑う人数は減るだろう。」

仁「怪しき人物を数名程発見した、彼等に共通する物は〝眼鏡〟だ。」

亮太「メ・・・・眼鏡!?何で眼鏡なんだよ、手掛かりは〝癖毛〟だ。」

仁「人影には眼鏡で透き通った様な影が映し出されていた、しかも顔面にな。だから眼鏡なんだよ。それにこの中で癖毛の奴って言えば・・・・・・」


腕を身体の後ろへと収めて手錠を掛けられている数名の人物の中には癖毛を特徴とする者が一人だけ居た。

腰に銃を提げて黒いスーツを着こなす男、悪魔でも推測に過ぎないのだが確かに黒いスーツでは影が目立ちにくい。


亮太「確かに癖毛と眼鏡・・・・・証拠と一致はするが本当にコイツが俺等の話を聞きつけてたのか?」

仁「お前、名前は何て言うんだ!?言わねぇとお前の人生が幕を閉じんぞ。」

???「分かったから斬り殺すのだけは控えてくれ。僕は遠くの町〝ルイタウン〟から訪れた〝若松 春〟だよ。御爺ちゃんは〝若松 源次郎〟だから聞けば分かるって!!!」

亮太「グランド地方に革命を起こした天才〝若松 源次郎〟の孫がお前か!!!・・・・・・・・確かに顔立ちとか似てるな。でも、そんな事で疑いは晴れネェぞ。」

春「君達は一体何を調べてるんだい!?僕の疑いが晴れるなら御父さんに頼んで、その調査を遂行してあげるよ。」

仁「〝若松 庄吉〟か・・・・。アンタの爺さんが地方に革命を起こしたのに革命処罰を下して、爺さんを監獄へ落とし付けた凶犬だな。」


グランド地方に革命を起こした〝若松財閥〟は元々『若松 源次郎』の設立会社であるが革命を踏み捻った息子『若松 庄吉』の手に拠って、支配された。

若松庄吉は親である源次郎を監獄へ放置し、グランド地方の六大勢力まで登りつめた。


千尋「若松春君、今の話はキッチリと聞かせて貰ったわ。貴方が盗み聞き犯人ね。・・・・・・・・推測だけど貴方は御爺さんを助け出したくて、御父さんにお願いした。でも、それには条件があったの。例えば、若松財閥がルーム団と手を組んでいるのだとしたら、きっと『最近に幹部一名を倒した鬼気使いを探って来い』とか。」

亮太「おぉ、千尋じゃねぇか!!!確かに今の推測は辻褄が合うし、推測的にも理屈になる。・・・・・・・・真実を聞かせてくれよ、春?」

春「・・・・・・・・・・・・坂野千尋さんの言う通りだ、全ての推測が合ってるよ。僕は元々御父さんが大嫌いだ、だって御爺ちゃんを監獄へ押し付けたんだもん。だから御爺ちゃんさえ戻ってくれれば、若松財閥は元に戻ってルーム団との契約も解除出来る。御父さんだって監獄へ押し付けられるもん!!!」

仁「小さいお前でもそんな悩みを抱えて生きてきたんだな、最高のガキだぜ。・・・・・・・・ったく、スパイってのも何時の時代も消えないな!!!」


仁は木陰に隠れていた若松財閥のスパイに向けて、小刀を三本投げつけると素早い動きで木ごと斬り倒した。

隠れていたスパイ達は全員に小刀が掠り、倒れて居た。


仁「俺の第一剣術〝静刃一刀〟。静かに気配を消して相手を・・・・・・って帰んじゃねぇ!!!」

亮太「若松財閥ってのはもう少し時間が掛かるけど俺が必ず変えて見せるから待ってろよ。まぁ、気楽に旅でもしてさ。何時かニュースにしてやっからよ。」

千尋「調子良い事言っちゃって、本当に若松財閥を倒せるの!?六大勢力を誇る強者よ。まっ、坂野財閥もその一つなんだけどね☆」

春「ぼ・・・・僕、お兄さん達に心を奪われたよ!!!若松財閥が変わるまで一緒に旅をしても良い!?」

亮太「勿論だ、歓迎してやんぜ。」


第19話へ続く