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〜第6話　NEW WORLD〝冒険の夜明け〟〜

—————翌日の朝　偉大な乗車船内

朝焼けの眩しい日差しと共に乗車船が〝偉大な地方　グランド地方〟へ到着した。

天気は晴天で冒険初日には気分が良い。


亮太「・・・・・・ここが新世代の強者トレーナーが集まる〝グランド地方〟か!!!!冒険の朝には持って来いの天気だな、千尋。」

千尋「当たり前じゃない、亮太。グランド地方には台風の他に落雷などが何故か来ないの。雨は一週間に降るか降らないか程度よ。それと旅に執事は必要ないわ。」


坂野財閥の一人嬢〝坂野千尋〟は執事である〝影村〟を船へと押し付けた。

影村は〝承知しました〟という言葉を残して、一人で船へ戻った。

亮太と千尋が同行の旅をしたのは昨晩の食事室にての会話。

千尋からの言葉に亮太は少し戸惑ったが、迷うことなく頷いたらしい。


亮太「・・・・・俺は仲間をこれからも増やすつもりだ。覚悟は出来てるよな、千尋!?」

千尋「このグランド地方で仲間を増やす!?強者勢揃いのこの地方で仲間なんて出来るわけないじゃない。」

亮太「絶対に作るんだよ、分かち合える仲間をっ!!!!!!!」


亮太は父親の竜との思いでである〝魂の歯車〟をギュッと握り締めた。

その後、脚をグランド地方へ踏み入れ、最初の町へ向かった。


第7話へ続く