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〜第9話　全世界へ響く異名【前篇】〜

絶体絶命の亮太に対して、九尾は笑い顔の表情を続けた。

〝炎蛇宮の九尾〟と呼ばれる幹部に勝つ事も現在のレベルでは難しく、亮太は脚の震えが止まらずに居た。


九尾「いけ、キュウコン!!!!ブレスファイアーで亮太（やつ）を殺せェェ!!!!!!」

亮太「キュウコンにのみ覚える事が出来る〝ブレスファイアー〟。・・・・・・俺の旅は此処で終わるのか。最後に一言言っておく!!!千尋、少しの間だったけど楽しかったァァ!!!!!」

九尾「地獄の大技〝ブレスファイアー〟で生き残るなど出来る訳もねぇぜ!!!!キュラララ、お前も〝死〟を味わえ!!!!」


ブレスファイアーが亮太の目の前まで来た時だった。

亮太の体は青く光を放ち、全身が凍りついた。

そして、ブレスファイアーは氷を解かして、燃え尽きた。


九尾「・・・・・・貴様の鬼気、只物じゃねぇぞ!!!!生きた伝説とまで言われた〝九輝竜の鬼気〟を持ちやがる!!!!」

千尋「鬼気の中でもトップクラスの一つ〝九輝竜の鬼気〟。九つの竜魂を持つ者が使用できる鬼気!!!!」

亮太「おっ!?何の話だか、良く分からねぇけど、死ななかった!!!」


氷が解け終わると、何故だがモンスターボールが九尾の手から亮太の手へと戻って行った。


九尾「くっ・・・・。まぁ良い。貴様を殺して、奪うまでだ!!!本気でかかって来い、沓名亮太ァァァ!!!!!」

亮太「俺はいつでも本気だぜ。いけ、ヒコザル!!!」


【中篇】へ続く