二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂〜琉球の巫女〜 ( No.6 )
日時: 2011/12/16 13:09
名前: ルンル (ID: P3.L1.aj)



「着いちゃったな〜・・・あ〜腰イタッ・・・」


第一訓 「天然少女に悪い奴はいない・・・・かも?」


ガラス張りの広い広場、響き渡るアナウンス、ごった返す人ごみ、そして、ガラス越しには飛行機が並んでいる

 
そう、ここは国内線用の大江戸空港・・・


その中にひと際目立った少女が一人・・・


「あァァァァ!!2時間もあんな狭いところに座らせるか!?フツ〜!!」


その少女の叫び声に人々は思わず振り向いた
それにも気付かず、金髪の少女 歌喜はまだ叫ぶ叫ぶ・・・


「もぉぉ〜!なぁでうちがこんなところに来なきゃなんないだァァァ!!それもこれも全部おとうの・・・!!」


そして、脳裏に浮かぶのはちょっと野暮用があるから代わりに行って来いといい、嫌がる自分をだまし、空港いきの船に乗せ、むかつくぐらい爽やかな笑顔で見送るおとうの姿・・・・

「なにが、行って来いだ!しかも、江戸に行ったら有名人がうろちょろしてるって言ってたのに、全然いないじゃんかァァ!!」
 
そんなうそで騙されるのもどうかと思うが、彼女の怒りもピークに達していた。彼女はついに立ち止まってしまった。

「あぁぁ!それにしても」 
「・・あの、おねぇちゃん?」
「何がめんどくさいから、言ってこいだ!」
「あの聞いてる?ちょっとふんでる・・・」
「いくらめんどくさがり屋でもほどがあるぞ!!」
「ねぇ!聞いてる!?おねぇさんモップ踏んでる!!」
「人の話も聞かずにベラベラ・・」
「人の話来てないのオマエ!!下みろ!状況みろ!!」



「アぁぁぁぁ、あのくそ親父ィィィィィ!!!」
「うるせェェェェェェ!!!!」


「・・・・・へ!?」

ようやく気付いた歌喜
下をみると、いつの間にかモップをふんでおり、隣をみると作業着を着た銀の天然パーマの男がお怒りのご様子




「・・・・・あれ?」