二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂〜琉球の巫女〜 ( No.65 )
日時: 2012/04/04 15:22
名前: ルンル (ID: CmU3lREQ)

AM 10:14

ピンポ〜ン------------
「は〜い!・・・アレ?沖田さん!」
「すいやせん、ちょっとセ・・・歌喜いますか?」
「え、歌喜ちゃん?いますけど・・・でも、今は二度寝していますけど・・・」
「そうですかぃ、じゃあおじゃましや〜す」
「アレ?人の話聞いてた!?ねぇ!ちょっとォォォォォ!!」

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第八訓「寝起きドッキリはある意味不健康」

スー・・・スー・・・Zzz


ここは銀時兼歌喜の寝どころの和室

10時だいの日光が薄暗い部屋に淡く照らしている
そこに、5時半に起きて朝食作り、洗濯干しを終えた歌喜が静かにふとんの中で寝息を立てていた


 静寂、そして歌喜のささやかな至福の時間


しかし数秒後、それも一瞬でくずれさる・・・!!


パンッ

いきおいよく開いた障子から光が歌喜の顔に差し込む
そのまぶしさに顔を障子のほうにそらす


「・・・ん〜・・・なんさ〜ね、銀チャン・・・まだ寝て一時間しかたってないs」

ガチャリッ


「・・・・・え?」


ドゴォォォォォン!!

「ギャアァ△●□☆※▼○◇*◎!!!」


壮絶な発射音と悲鳴にもなっていない悲鳴が和室、いや万事屋中に響きわたる

通行人もビビッてしまうぐらい・・・


しばらく数分、腰を抜かし、ヒクついてしまう歌喜

わかりやすく言うと、アニメでの『銀さん、金縛りにあうの巻』の金縛り状態の銀さんのポーズに似てるかな・・・?(ていうか、わかりやすくねぇ〜・・・)


話は元に戻して、発射音の元凶のバズーカを右手に、左手にマイクを持って立っているのは、なぜか左右紅白のメガネをかけている沖田くん

「おはよ・・・あ、カメラこっちか・・・おはよぉ〜ございまぁ〜す(小声)」
「いや、ここカメラないんですけど・・」

新八のつっこみを無視して、沖田くんはカメラ目線(?)でモーニングコール。


「おはよぉ〜ございまぁ〜す、歌喜さぁ〜ん
ど〜ですか〜?お目覚めの気分は〜?(小声)」
と歌喜にマイクを向ける沖田くん

「なにが 気分は〜だ!呪い殺されてぇんか、アンタはァァァァ!!」
と、シャウトしながらマイクをたたきつける歌喜


「アッハッハッハ、分かんないんですかぁ?まだ寝ぼけてらっしゃるんですかぁ?」
「やめろさ、その中途半端な丁寧語!イラッと来んだよ!!つーか、なんで寝起きバズーカをチョイスしてんさ!!」
「いやぁ、おまえの目覚ましにはちょーどいいと思ってな
それによく言うだろぃ、『早起きは3文の得』って」
「バズーカの目覚ましなんか一文も得になってねーさ!一文どころか百文損してんだけどォォォォ!!
つーか、なんさそのハデメガネ!テリーか?テリー●藤かァァ!?」


ハァ ハァ ハァ・・・

寝起きにいきなり飛ばしすぎ、息切れする歌喜
ま、仕方ないことだが・・・・

「・・・で、沖さん。うちに何のようさぁ?何もなかったら、うち寝るぞ・・・あー、叫びすぎて頭イタ・・・・」


そういって、布団の中にうずくまろうとした
そのとき

「・・・待て、セーファー」
「・・・・んあ?」

うんざりそうに沖田の顔を見るが

「・・・?」
いつんにもなく真剣な顔に歌喜は疑問をもつ


「オレがお前んとこに来たのは用があってだ」
「早朝ドッキリじゃ・・・なくて?」
「それもあるけど」

あんのかよ・・・

つぶやく歌喜でだったが、沖田の真剣な顔に自分も真剣になってしまう

「じゃ、なんさーね?」
「お前、この後用事ねーよな・・・?」
「あ、あぁ、それがどうかしt・・」

ガシッ

「!?」

突然、沖田が歌喜の手首をつかむ
これには、さすがの歌喜も驚きが隠せない

「い、いきりなりなんさ!?そ、それに・・・」


手首イテェェェ!!沖さん握力ツエェェェェー!!


と、地味にもがいていると、沖田が銀時らに顔を向け

「すいやせん旦那、セ・・・歌喜ちょっと借ります」
「あ、あぁ・・・」
「おい、セーファー、仕事だぜぃ」
「え!?ちょ、うち、起きたばっかでまだ家事が残っt・・」


ア"-----------!!!


あっという間に、連れて・・・ていうか拉致された歌喜

そして、残された銀時がつぶやく-------


「オレ、主人公だよね・・・?」



<つづく!>