二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂〜琉球の巫女〜 ( No.74 )
- 日時: 2012/04/21 08:09
- 名前: ルンル (ID: bhOvtj9N)
「・・・なんさ〜この水ぅ〜・・・デージ辛いさ〜ね〜・・・ヒック!」
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第十一訓「酔っ払った女は男より怖い」
その頃、万事屋&新撰組らのいる桜の木の下・・・
そこには、なぜか刀を持った銀時と土方がにらみ合っていた
それとともに、緊張した空気が漂い始めた
おのおの看病するのも、殴りあうのも、ミントンをするのをやめ、固唾を呑んで見守っている
「よ〜し、ほいじゃあいくぞ〜」
へべれけの銀時が刀を構える
「上等だコラァ!」
と、同じく顔が真っ赤な土方も叫ぶ
「「せ〜の、斬ってかわしてジャンケンp・・」」
「ポォォォォォォン!!」
・・なぜか宙にふっとぶ酔っ払い二人
ドサァッという音とともに地面に落ちる・・・ていうか堕ちる二人の元いた場所には
「あ!歌喜アル〜!」
無邪気に神楽の指差すほうには、サブ主人公、歌喜さ〜ん!
歌喜は握りこぶしを開くと倒れている銀時らに指差す
「おい、あんたらァ!!うちを差し置いて何しとるんさ〜!ちっとはうちも混ぜろや〜・・・ヒック!」
歌喜はそのままズンズンと二人に歩み寄るとガシッと胸ぐらをつかむ
「たくっ、遅れてまで弁当作ってきたのによ〜・・・それともアレか?まさかほんとに、うちを差し置いて遊んでるつもりだったんか?あぁ!?」
「ややややっ、そんなことないですって〜!!ね、土方クン!!」
「そ、そうだよ!ほら、アレだよ!?お前、料理作るの上手いじゃん!?川越シェフ並にィ!!」
歌喜の形相に酔いが完全にさめる銀時とフォロ方
そこに、やってきたのは志村姉弟!
姉弟、とくに弟のほうはこの状況を見て、あわてて間にすべりこむ
「ちょ、なにやってんの歌喜ちゃん!ちょ、いったん落ち着こう!ね?次行ってみよう!!」
「うっせ〜な〜、人間かけたメガネはだまってろさ!!」
「いや逆だから!!ひでーよこの子ォォォ!!」
と、四苦八苦していると神楽が割って入ってきた
「歌喜ぃ〜弁当まだアルカ〜?私もうグーペコアルヨ〜」
弁当という単語のせいかスクッと立ち上がる歌喜
「そうさ〜ね〜・・・んじゃ、うち今から持ってくるさ〜・・今日は腕によろいかけて作ったから・・・ヒック!」
「いや、腕によりだからね・・・」
千鳥足で戻っていく歌喜につっこむもののとりあえずホッとする一同
すると、銀時が新八に耳打ち
「ぱっつぁん、アレなに?ダレアレ?歌喜ちゃんどうしちゃったんですか!?もう酔っ払いのおっさん化してるよ!ていうかおっさんより怖いんだけど!」
「じ、実は・・・」
「なるほどな〜・・・ようするにこのバカ姉がまちがえてあいつにのませたと・・・モゴッ」
「誰がまちがえたですって?」
お妙は笑顔で銀時の頬をわしづかむ
おかげでたこのようなくちになる銀時さん・・・
「ふざけんじゃありませんよ もとはといえばあんなまぎらわしい所に置いてたあなた達が原因じゃなくて?」
「ふぁい・・・ふ、ふいまふぇん・・・」
そうこうしているうちに、歌喜が弁当らしき重箱を抱えて戻ってきた
「おまたせさ〜」
そういいながら、パカッとふたを開けると中には、おにぎりやらたこウィンナーやら卵焼きやらがぎっちり入っている
「おぉ〜うまそうアル!さすが歌喜!!」
「これはすげ〜な・・」
「おいしそう〜!!」
「つーか、なんでマヨがかかってないんだよ」
みんなの歓声に酔っていながらもうれしい模様の歌喜
微笑みながらおにぎり入りの箱を差し出す
「さ、みーな!めしあr・・オボエェェェェ!!」
ギャァァァァァァ!!!
見事に弁当の中に嘔吐する歌喜さんに絶叫する一同
「てんめ、歌喜ちゃぁぁん!!お前なにしてくれてんのォォ!!」
「アァァァ!弁当が〜!!花見弁当がモンジャ弁当にィィィ!!」
銀時、とくに神楽が悲鳴をあげる。無理もないか・・・
「うっぷ・・・すまんさ・・・でも、腕によりかけてつくったさ〜ね・・遠慮なくたべてくれさ」
「食べてくれさじゃなくて、こんなモザイク弁当食えるかぁぁぁ!!」
「大丈夫さ・・ほらモンジャのせたおにぎりも結構なもんさ・・・」
「コラァァァ!!それをはしでつまむなァァァ!!」
こうなれば、もう誰にもやめられないとまらな〜い!!
そうこうしているうちに神楽がモザイクおにぎりをむさぼっていた
「おいィィィィ!!神楽ちゃんなにしてんの!ペッしなさい!!ペッ!!」
「コレを食べないと死ぬんだ・・・コレを食べないとsオボロシャァァァ!!」
「あぁぁ!!言ってるそばからァァ!!」
「ばかだろ、お前!ばかだろ!そんナン食べる方がクルクルバロロロロロ!!」
「オイィィィ!!てめぇもなにもらいゲボロ"ロ"ロ"ロ"ロ"!!」
・・・・万事屋のゲロ吐き騒動によって、もう花見どころかゲボ吐き祭りと化してしまった
そして、沖田が真顔でカメラ目線(?)でつぶやく
「児童の飲酒は体に悪影響を及ぼします。なにより将来の楽しみがなくなるので、飲酒は二十歳になってからにしやしょう」
<つづく!>
※ところどころに下品な点が多々あったことお詫び申し上げます<笑>