二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: とんがりボウシと魔法の365にち Weather魔法学校より ( No.15 )
日時: 2012/01/20 15:46
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: iuL7JTm0)

.。o○ 第6話*ぐっど ふれんず! になれるかな? ○o。.


……ていうか。
ていうか、ていうかていうかああ!!!!


「練習って何するのよーっ!」

「うーっるせーな! それについて今考えてるんだろ」


結局森について30分、どう練習すればいいのか考えてた。

劇のつもりでやればいいの?
でも劇で日常的なことなんてやるかな?


「ま、まぁ24日まであと2週間あるし、何とかなるだろ」

「それって『明日こそ本気出す』って言ってる人と同じじゃないの」

「………………」


あぁ、そういえばライはそういう人だったね。


「じゃ、じゃあどうするんだよ?」

「そうだね……ライがあたしに従うとか」

「成程、じゃあお前がオレに従うんだよな」

「逆よ!! 何であたしがアンタみたいなバカに従わなきゃならないの!?」

「そのセリフ、そっくりそのまま返す!

何でオレがお前に従わなきゃならねんだよっ!」


バカが奴隷となって従うものでしょ。
そしたら今までの借りはきっちり返せるし。


「……お前、いつもいつもオレをバカにしてるけどよー……。

魔法じゃ断然オレのが上だろ? やっぱりお前が従えよ」

「それでもウィンドとレインには負けてるわよね。

それに、あたしはハンデがあるんだから仕方ないじゃない」

「そういうのを言い訳っつーんだよ!

このヘボ魔法使い!」

「なんですって!!??

言ってらっしゃい、そのうちアンタなんかスグに追い抜いてあげるわ!」

「人間の血が混じってるようなヤツには到底ムリだな!」


な、なんですってぇ〜!
糞ライ!
あたしと対立したらそれくらいしか自慢できることないくせに!


「ふんっ、頭の要領の悪い人がすぐ精進できるはずないわ!

一生その称号のままでいるだろうし、あたしの方が上にいけるかもしれないわよ?」

「魔法もおまじないもできないくせに何言ってるんだよ!

それと、そういうことは一つ星になってから言えよな!

万年見習い魔法使いさんよ!」

「うるさいわね!」


……って、あれ?
あたし達ここに何しに来たんだっけ?

……そ、そうだ。
何か仲良くなるためにナントカって。


「ば、バカライッ!」

「あ?」

「あたし達何の為にここまで来たと思ってんのよ!!!!」

「…………あ」


ヤバイ!
口喧嘩してる間にかなり時間経ってた!


「よし、じゃあ決めた!」

「何を?」

「オレらの仲良くする方法だよっ!」


ま、マジで?

でも本当にできるのかな——?