二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Weather魔法学校より オリキャラ・イラリク募集中! ( No.29 )
日時: 2012/02/05 20:29
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: LoNNmS79)
参照: http://ameblo.jp/short-scuall13/

.。o○ 第9話*友達か、それ以上か ○o。.


翌朝、あたしとライは睨み合いながら学校に登校した。

そして学校につくと噂好きなクラスメートが
ヒソヒソとあたし達を見ながら話をしていた。


「おはようございます皆さん。席に着いてください」


と、そこへ校長がやって来る。
あたしとしては少しナイス、と思った。

けど、その直後校長はロクでもないことを言い出した。


「えー、スノウ君とライ君は今日から隣の席になってもらいます」

「はぁぁぁああああ!!!???」

「ふざけんな糞校長!」


学校の授業中だけは平和に過ごせると思ってたのに……!
なんてことしてくれんのよ!

と思っていたら校長が無駄にニヤニヤした顔で
あたし達の手元を見ていた。

……あぁっ、これか!
ってことはライのせいじゃない!
なんてことしてくれるのよ!!??


「この2人も仲良くしようと、というかその域こえようと」

「してないわ!」


その域こえるって何!!??
親友にでもなれってか!!??

そんなの、ぜーったいにゴメンだけどね!


「というわけで2人は暴れないよう一番前の真ん中です」


さ、最悪だ……。
こんなクズと一番前の真ん中……。


「頑張って仲良くなってくださいね。それ以上でも構いませんが」

「殺すわよ」

「やーい、暴力女ー」


ライが後ろで言う。
あたしは思い切り振り向いて言った。


「生きたままコンクリに詰めて恋人岬から突き落として海に沈めるわよ」

「惨っ」


勿論、そのまえにこの手錠は外してもらうけど。
コイツと心中なんて死んでもゴメンよ!


「はいはい、そこの2人、早く席についてください。

ホームルームを始めますよ」


あたしとライは渋々指定された席に着いた。
あたしはホームルームでの話を聞き流し、
時が流れるのを待っていた。

そして10分くらいしたらいつの間にかホームルームが終わっていた。


「……あれ?」

「何だよ」

「いや、レインがいないなぁって」

「そういえばそうだなー」


あたしとライは教室を見渡した。
けどやっぱりレインの姿はなかった。

そしてウィンドが現れた。


「あれ、ウィンド」

「お前ら、昨日一体何があったんだよ……」

「そんなことより、お前レイン知らないか?

この暴力女がレインがいねぇって騒いでてさ」

「騒いでないわよ、失礼ね!」


あたしがいつ騒いだっていうの!!?


「あぁ、そういえばホームルーム終わって急にいなくなったな。

俺も明確な居場所は分からない」

「そっかー、どこ行ったんだろー」

「お前に愛想つかしたんじゃね?」

「いい加減にしないとさっき言ったこと本気で実行するわよ」


あたしが言い放つとライはおとなしくなった。

それにしても、ホント、レインどこに行ったのかな?
具合が悪くなっちゃったとかかな?
何にしても、やっぱり放っとけないよ!


「あたし、レイン探してくる!」


そう言ってあたしは教室を出よう……とした。
けど、つながれた手錠のせいで、あたしは転んだ。


「んもーっ、この手錠邪魔っ」

「やーい、バーカバーカ」

「うるさいっ! はずしてよ!」

「土下座したらはずしてやらんこともない」

「なっ……そんなことするわけないでしょ!

もういい、このまま行く!」


けどやっぱり行けない。
うぐぐ……やっぱりライ、ムカつくっ!

すると、ライが手を差し出した。


「な、何よ」

「ほら、さっさと立て。

レイン探すんだろ。まぁオレもどうしたのか気になるから行くし」

「…………あ、あっそ」


あたしはそっぽを向いたまま立ち上がった。

何故だろう、妙に頬が熱い。

……って、そんなこと、気にしてる場合じゃ、ないよね!
レイン、どこにいったんだろう。