二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: Weather魔法学校より オリキャラ・イラリク募集中! ( No.30 )
- 日時: 2012/02/07 19:36
- 名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: Uo8bNy4h)
- 参照: http://ameblo.jp/short-scuall13/
.。o○ 短編*猛吹雪VS雷 ○o。.
「ふぁ……」
うー、さむさむ……。
冬はホント寒いよね……冬なんていらない!
名前が冬っぽいくせにとか言わない!
夏が来たら逆のこと言うとか気にしない!
「お前誰に向かって言ってんの?」
「読心術っ!!??」
「全部口にしてましたが」
くっ、糞ライ……死ねばいいのに。
「それにしても今日は雪かー」
「お前、自分の名前と同じものまで拒む気か」
「どうかしらね」
それに、少し吹雪いてる。
……そうだ、今日は……ブリザードが来る日だ!
「何だよいきなりニヤニヤしてキモい」
「うっさいわね! いいじゃない、今日ブリザードが来るのよ!」
「ゲェッ!!?? マジかよ、あの糞女が来るのかよ……」
「誰が糞女……だって?」
噂をすればなんとやら。
あたしの目の前にはライを踏み潰すブリザードがいた。
「いってぇーな! やめろこの男女!」
「男じゃないって何百回言えば分かるわけ!!??
ふざけんなぁぁぁあああっ!!!!」
ブリザードがライを蹴飛ばした。
あんまり動かない方がいいような気もするけど。
それにしても、名前の通りというか、ライに対しては
猛吹雪の如く突っかかるね。
「ったく……この暴力女組が。
テメェ一体何しに来やがったんだ」
「うるさい、ライには関係ない」
「ていうか糞ライ、言っとくけどあたしは暴力なんて奮ってないわ」
「暴力以外の何だよ!」
「……正当防衛よ」
こう言っとけば何とかなるさ。
多分ね!
「そうそう、あたしだってさっき糞ライが糞女なんて言わなきゃ
踏み潰したりしなかったよ、多分ね」
「事の発端はライのせい」
「ふざけんな! 毎度毎度あんだけしてたら糞女呼ばわりされても
おかしくねぇと思えよ!!!!」
「はぁ!!?? あたしは悪くゲッホゲホ……なグェッホ……
いかゲーッホゲホ、るぁっ」
「ライのせいでブリザードの調子悪くなったじゃない!」
「オレが何したっていうんだよ!」
「アンタの存在そのものが原因だわ!
償いとして生命活動やめなさいよ!」
「オレの存在全否定された挙句死ねってどういうこった!」
「スノウの言う通ゲェッホゲッホ……りだよ」
「しょうがないからあたしが始末してもいいわよ」
「それならあたしもやる」
「オレの拒否権どこ!!??」
アンタの拒否権は死んでから生まれるわ。
……ていうか、いらないと思う。
「分かった、じゃあ魔法で対決ね」
「はぁ?」
「ライ対スノウとあたしだよ」
「セコくないか。卑怯だし」
「糞ライはホント心が狭いわね。
か弱い乙女にハンデすらくれないの?」
「ど・こ・が、か弱いんだよ!
まぁいいけどな。どーせスノウはいないのと同じだし」
「ブリザードが勝ったら百万回死んで」
「無理だろどう考えても!」
ていうか百万回死んだところで許すとは言ってない。
「えーと、じゃああたしはできないけど雷の魔法を一回当てたら勝ちね」
「オッケー」
「何でだよ!!」
「ついでに素手で殴るのも問題なしってことで」
「ワケがわからないよ!」
「それじゃ、よーいスタート」
あたしがそう言った瞬間、ブリザードは素早く魔法使いになった。
そしてあたしは言い終わった瞬間にライの頭を殴った。
……そのへんに落ちてた金属バットで。
「いってぇー!
うわ大量出血! 何でオレ生きてるのスゲェ」
「えーいっ」
何か訳の分からない感動に浸っていたライにブリザードは
既に唱えていた雷の魔法をライにぶつけた。
そして虚空から雷があらわれてライに直撃。
「ぎゃーっ」
「おーっと手がすべったー」
あたしはわざと、ライにさっきの金属バットを投げつけた。
「みぎゃーっ」
「わー、あたしもー」
ブリザードの趣味の一つ、男子を女装させること。
それをライに実行していた。
「うわーっ、何でオレこんなピンクのフリフリした服になってんだよ!」
「ザマァ!」
そんなこんなであたしとブリザードは、ブリザードがまた戻るまでの間、
ずっと同じようにライに攻撃を仕掛けていた。
因みに、ブリザードはWeather魔法学校の生徒だが、
普段は病弱なので病院にいるのである。
「……もうやだ。アイツ等人間じゃねぇ……。
アイツ等の頭はどうなってるんだ……」
残されたライが一人でそんなことを言っていたなんて、
ビリザードを見送っていたあたしには知る由もなかった。