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[迷子姫編]




第１４話　星霊魔導士




「そう、“闇ギルド　モンキーパーチマスターサルデスと弟のカリフだァ!!」
何故か得意げに名乗るサル王。
とゆうか、こいつは何回名前を言うんだ?
「行け!ベイビーちゃん達、哀れな子羊達に天の裁きを!!!」
突然意味分かんねぇ事を言い出したと思ったら、別の空間から武装したサル達が出てきてナツ達を襲った。
「くっ!!!」
『グシャン!!!』
ナツ、グレイ、エルザ、ショコラ、はサル達に押され、壁を突き抜けて外まで飛ばされてしまった!!
その光景を見ていたサル王はゆうゆうと
「カリブ!そっちのザコは任せた!」
「はい、アニスケ!!」
カリブに「後は任せた」と言い残して外に出て行った。
そして、残されたユノ、ハッピー、レンリは……とゆうかレンリは、
「ちょっと、待ってーーー!!!出ていくなら、その前にこの鎖みたいなもの解いて行けーーー!!!!」
まだ、十字架に縛られたままだったので戦闘も逃げることもできない。
そのことに今やっとユノとハッピーが気づく。
「ユノ!これじゃあ、レンリ動けないよ!!」
「えっ?あ、ホントだ!!ごめんレンリ!今助けるから!!」
慌てて超固く縛られたレンリの腕を解放しようとするユノとハッピー。
だけど、これを見逃すほどカリブも甘くはなかった。
「フンッ!!」
『ぺシンッ!!!』
「「うわっ?!」」
レンリを解放しようとしていたら、カリブが銀色に輝くデカイスコップを振り下げてきた!!
慌ててユノとハッピーは避ける。
そしてすぐさま銀色の精霊を呼び出すカギを手に取り、
「開け!雪冷界扉、フローリィ!!」
とゆうと星霊界の扉が開いて、蒼白い髪に深緑色の目をした精霊フローリィが出てきた。
「お呼びでしょうか、マスター///」
見た目クール系なのに、なんか何処かもじもじしてるような……?
「フローリィ……あいつをやって!!」
「はい!」
フローリィが冷気を集めて何かをしようとしたその時!!
「ちょっと待ったーーー!!!」
ハッピーに鎖的なものをといてもらったレンリが何故かフローリィの攻撃を止めさせる。
その真意は?