二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRY TAIL—命の砂時計—オリキャラ募集中 ( No.15 )
日時: 2011/12/15 15:19
名前: 雪姫 (ID: f5yb.dIk)




[迷子姫編]





           第1話 とある少女と猫






ここは眠れる神木の森…。
フィオーレ王国から、西にしばらく歩いた場所にある神秘的な森だ。
この森を一人の少女と猫型の星霊がぶつぶつ文句を言いながら歩いていた……。


「たくよぉー、いつになったら森の外に出られるんだよ〜(泣」
「嬢ちゃん、泣いたって何も始まらねぇーぜ。」
「そう言われてもなぁ〜。」
はぁ〜、なんで私こいつ呼び出したんだろう…?
あっそうか、こいつ探し物が得意な精霊だったから呼んだんだっけ…。
「なぁ?」
「ん?なんだい?」
「出口がどこにあるか分かった?」
「嬢ちゃん……それは、無理な話だぜ…。」
「はあ゛?」
「だってオレっちは、海の男だからよぉ!森のことは分からん(少「はいはい、分かりました。お前に聞いた私が馬鹿でした!」
『スタスタスタ…』
「あっ、嬢ちゃん?!」
猫に超呆れた少女は、猫を無視して先をサッサと歩き出した。
猫は慌てて少女を追いかける。
追いかけてくる猫を見て少女は「はぁ〜」とため息をついてから、その場に立ち止った。
猫もあわてて急ブレーキをかけて止まる。
「どうしたんだい?嬢ちゃん?」
不思議そうな顔で猫は少女を見る。
少女は何かを決意したかのように、猫の方を向きそして…
「あのさっ!お前ずっと、自分の事海の男って言っているけどさ、私と初めて会った時お前、湖で溺れてたじゃねぇーか!!!」
この言葉のせいで、猫は大きなダメージを受けた。
「グハァ!!くっ、嬢ちゃんだとあのどっていたら、いい攻撃してくるじゃねぇーか!!。」
「いやっ、いい攻撃って私は真実を言っただけだぞ(呆」
「仕方ない、オレっちも本気を出すか……」
「本気って……お前戦闘用の星霊じゃねぇーだろ…(呆」
でもまぁ…こいつの本気見てみたいような気もするし、少しくらい手合せしてやるか…。
「ほらっ、さっさとこいよ!」
「よっよし!泣いてもしらねぇーぜ」
「うっせ、ケガしてもしらねぇーからな。」
戦闘態勢に入った少女が、猫を誘う。
そして猫も戦闘態勢に入って、このまま勝負が始まるかと思いきや?!
「……星霊いじめだぁ〜!!星霊王に言いつけてやる〜!!」
「はぁ?あっおい!待て!!」
いきなり泣き出して変な捨て台詞を置いて、星霊界に帰ってしまった…。
「ハッ?!」
しまったァーーーあつに今、星霊界に帰られると私がギルドに帰えれねぇ!!!
あのクソ猫!バカっぽい見た目してるくせに、なんという汚い手を〜!!!
「くっ?!」
突然少女が苦しそうな声を上げてしゃがみこんだ。
「チッ…チクショー…こんなところで……発作が起こるなんて……。」
『バタッ』
少女は最後にそういうと、その場に倒れこんでしまった——