二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRY TAIL—命の砂時計— 参照800突破!!! ( No.158 )
- 日時: 2012/01/12 12:44
- 名前: 雪姫 (ID: 7I10YEue)
[迷子姫編]
第20話 馬鹿姫が眠っているスキに……
≪レンリ捜索から数時間後…≫
「お!見つけたぞ!!」
「ほんとうか、ナツ?」
「あー?あの馬鹿姫は一体どこで寝てたんだぁ?」
「ナツ何処?!」
「ここだ。」
ナツが指差した方向には、頭の上に黄色くて赤色の帽子をかぶった小鳥たちが飛んで、気絶しているレンリだった。
ついでに、レンリが気絶している場所は鍋とフライパンで出来た山の中。
「じゃじゃうま姫……あ、姫は見つかったか?」
一瞬、普段の呼び方が出てしまったが、すぐに気づいて戻した。
とゆうか、普段ショコラはレンリの事「じゃじゃうま姫」って読んでるんだぁ〜……。
「ねぇ、エルザぁ〜。これからどうするの?」
ハッピーがエルザの足元に来る。
さっきのショコラのあれはなかったことにするみたいだ……。
「そうだな……、闇ギルドの事マスターに報告せねばならないし、それになによりレンリは起きてるとうるさい。
そこは絶対に何とかせねばな。」
ユ&グ(エルザもそう思ってたのか……(思ってたんだぁ〜))
さりげなくレンリに文句を言っているエルザに驚きつつも、ユノとグレイもレンリは起きるとうるさいから出来るだけ起こしたくないと思っていた。
「しかたない、ここは一度ギルドに戻る者とレンリをアドリビトムに連れて行くものに分かれよう。」
「二手に分かれるってこと?」
「ああ、そうだ。
私とグレイとユノはマスターに、闇ギルドの事を伝えるためにフェアリーテイルに戻る。
そして、ナツとハッピーはレンリを背負ってショコラの道案内の元、アドリビトムに分かったな?」
「えっ?私はもう少しベアと遊んでいたいなぁ〜……」
と言っているユノにエルザは無言で近づき怖い顔で
「分かったな……?」
「………はい。」
言ってきたのでそのまま返事する。
あの顔で言われて拒否る者なんて絶対にいないと思う……。
「よぉし、行くぞ、ショコラ、ハッピー!!」
「あい!」
『ビュウ〜ン!!!!』
「えっ?あ、ああ……ってナツ!私よりも先に行くな!!」
『タタタタタタタッ』
いきなりレンリを背負って爆走するナツ。
それを飛んでついていくハッピーと走ってついていくショコラ……。
「……よし、私たちも行くぞ。」
「ああ。」
「ああって前に服着たら?グレイ……(汗」
「ああっ?!」
グレイは今自分がパンイチだったことを気づいたらしい……。
それぞれの目的を持って二組は今動き出した。
次に待ち受ける、女王様になるための最初の試練の恐ろしさを知らずに……。
[迷子姫編]*END*
物語は[最初の試練編]へと続いていく——