二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRY TAIL—命の砂時計—オリキャラ募集中 ( No.16 )
日時: 2012/01/12 14:21
名前: 雪姫 (ID: 7I10YEue)



[迷子姫編]




第2話 腹減った…




少女と猫が神木の森をさまよっている同じ頃、とあるギルドの魔導士達もまたこの森をさまよって居た……。


「はぁ〜、腹減ったぁ〜」
「もう、黙っててよ!私までお腹が空いてくるじゃない!!」
『グウゥ〜』
「ナツが言わなくても、お腹空いてたんじゃない?」
「うっ、うるさい!!」
「なんか、お前らの話を聞いてたら俺まで腹減ってきた…。」
「も〜う、リュウまで!!」
『グウゥ〜グウゥ〜』
「とゆうか、一番お腹減ってるのルーシィじゃない?」
「ちっ、違うわよ!このお腹の音はナツからよ!ね、ユウ?」
「ルーシィ……お腹の音が恥ずかしいからってナツのせいにするのはどうかと思うよ……」
金髪で長い髪の少女の何気ない一言で辺りに流れる神秘的な空気が鋭い氷の刃のように冷たい空気になった…。
「うう、寒!」
「そう?」
「ユウ〜あれだよ、話をそらしたいから〜。」
「ああ、あれかァ〜」
なにやら、青色で白い翼を生やした猫と青色の髪の少女がヒソヒソと話している。
だけど、二人?の会話は少女に筒抜けで。
「あの聞こえてますけど?」
「おい!ユウ、ハッピー!!」
先ほど金髪の少女にリュウと呼ばれた少年が二人?の元に行く。
あっ、もしかしてリュウ…私の代わりにツッコミに行ってくれたんじゃあ……
「あれじゃ、ルーシィによく分かんないだろ!もっと、ハッキリ言わないと!!」
「もっと、ハッキリとか…今度からは気を付けるよ。な、ハッピー」
「あい!」
「よし、それで……『バタッ』ん?」
「ううっ、なんでそうなるのよぉ〜(泣」
三人?の会話に呆れた金髪の少女はよしもとみたいにその場に倒れた。
「クンクン…クンクンクン……」
「あれ?ナツどうしたの?」
桜色の髪にドラゴンの鱗のような白いマフラーをした少年が、何かの匂いを嗅いでいた。
「匂うぞ…なんか旨そうな匂いが……あっちからだァ!!!」
「えっ?!本当?!」
さっきまで倒れていた金髪の少女が『ガバッ』と起き上がった。
その光景をあの二人が超引いた目で
「いやしい……」
「それが、ルーシィですから!」
「じゃあ、仕方ないね…。」
『クルッ スタスタダァーーー』
これだけ言うと、桜色の髪の青年と匂いが流れて来る方向に走り出した…。
あ、猫は飛んでった……。
「ルーシィ、俺たちはゆっくり行こう…(ル「ちょっ、みんな待ってーーー」
二人っきりでゆっくりみんなを追いかけようみたいなことを言おうとしたリュウだったが、一人置き去りにされたと勘違いした金髪の少女はそのままリュウを置いて走って行ってしまった……。
しばらくの沈黙の後、やっと事態が分かったリュウは
「まっ、待てーーーー!!!」
慌てて美味しい匂いがする方向に走って行ったみんなを追いかけて行った——