二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: FAIRY TAIL—命の砂時計— 参照900突破!!! ( No.176 )
- 日時: 2012/01/16 11:27
- 名前: 雪姫 (ID: 7I10YEue)
[最初の試練編]
第21話 忘れられた町“ヴァルファラ”
エルザ達と別れてから数時間がたとうとしていた。
ナツたちは今、アドリビトムがある町を目指して歩いている。
さっきまで、レンリを背負って爆走していたナツは、追いかけてきたショコラに怒られて今はショコラのペースで歩いている。
ハッピーは相変わらず飛んでいる。
そして今は、レンリを探しているときに交わした約束を今一度確かめ合っていた。
ナツ「ショコラ!アドリビトムに着いたらすぐ勝負だぞ!」
ショコラ「分かった。分かったからそんなに大声で言うな。」
凄く楽しそうに言うナツにショコラは横目で少しめんどくさそうに言う。
空を自由に飛んでいたハッピーがショコラの方に近づき、
ハッピー「ねぇ、ショコラ。アドリビトムって前にユノが言ってた通りの危険な場所なの?」
と少し心配そうな不思議そうな顔で聞いている。
第7話でユノが言っていたことを気にしているみたいだ。
*忘れた人は、第7話をもう一回見てみよう*
ショコラは前を向いたまま、
ショコラ「それはアドリピトムの方だ。」
ハッピー「え?」
ショコラが何か言ったようだが、何を言ったのかよく分からない。
とゆうか、何が違うのか分からない。
ハッピーが首をかしげているため、ショコラはもう一度言う。
ショコラ「ユノが言っていたのはたぶん、アドリピトムの方だ。」
ナツ「何が違うんだ?」
ハッピー「うんうん。」
あまりの意味わからんことに、隣で聞いていた夏まで乱入してきた。
ショコラは「はぁ〜。」とため息を吐いた後、ナツとハッピーその他大勢の人に分かるように説明しなおす。
ショコラ「アドリビトムとアドリピトムの違いは、ヒに゜か゛がついてるかの違いと………」
まだ説明の途中だが、ナツとハッピーがとんでもないことを発見した!
ハッピー「ナツ!よく見たら、アドリビトムのビとピが違うよ!」
ナツ「おお!ほんとだ!ハッピー凄いぞ!!」
ハッピー「いやぁ〜、それほどでもあるよぉ〜///」
ショコラ「……………」
えっと、これはショコラの話を全く聞いてないナツとハッピーが偶然自分たちで発見したという事だ。
ショコラは複雑そうな顔で二人?を見るが、そこは流して次の説明に入る。
ショコラ「アドリピトムと言うのは、つい最近に出来た正規ギルドだ。偶然なのか必然なのかは分からないがうちのギルドと、一文字違いのギルド………あ、見えてきたぞ!私たちのギルドがある、人々から忘れた町“ヴァルファラ”が………」
ナツ&ハッピー「な、なんだこれェェェェェェ?!!!!!」
ナツとパッピーが見た光景は、たぶん町だったと思われる場所の地面が盛り上がって地層が丸見えだったり、そのまま平面の地面だったり、となんかおかしな光景が広がっていた。
家のほとんどが全壊していて、とても人が住んでいるとは思えない。
これがゴーストタウンと言うものか、と思わせるくらい静かで残酷な町だ。
ナツ「ショコラ……これは…」
少し怖い顔で町を見ながらショコラに聞く。ショコラはなんにも表情を変えずに、
ショコラ「ここには、私達アドリビトムの者しか住んでない。町の住人は遠くの村に住んでるから安心しろ。
それより、じゃじゃうま姫が起きると面倒だ。はやく、アドリビトムに行くぞ。」
とだけ言うとさっさと、ボコッと突き出ている地面や家を起用に飛んだり降りたりして前に進んでいく。
ハッピーはナツを見ながら、
ハッピー「ナツ……。」
ナツ「ハッピー行くぞ!」
ハッピー「あい!」
と聞くがナツが覚悟を決め行くと決めたため、ハッピーもそれについていく。
この町にはいったい何があったのだろうか?それに、アドリビトムにはどんな人たちが居るのだろうか?
知らないこと知りたいことが沢山あるナツとパッピーだった。
ナツ「………飛んだり降りたりするのめんどくせぇなぁ〜。」
ハッピー「そう?おいらは飛べるから楽ちんだよ♪」
ナツ「お、そうだ!ハッピー、俺をアドリビトムまで連れてってくれ!」
ハッピー「ええー。ナツだけじゃなくてレンリもいるんだよぉ〜?」
ナツ「そこを何とか!」
ハッピー「分かったよぉ………今回だけだからね。」
ナツ「サンキュ、ハッピー!」
『バサッバサッバサッ………』