二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRY TAIL—命の砂時計— FT検定開催中! ( No.192 )
日時: 2012/01/17 15:33
名前: 雪姫 (ID: nA9aoCfQ)


[最初の試練編]




           第22話 白猫と白狼




『シャッシャッ』
青年「白煉気持いいか?」
狼?「クゥ〜ン」

ここはアドリビトム前。
今ここに狼をモチーフにした着物と炎をモチーフにした羽織を着た青年が白色の狼みたいな生き物にブラシをかけている。
その光景をハッピーみたいに二足歩行で白色の猫とレンリと同じくらいの背丈で青色の髪をした女の子が見ていた。


白猫「ふんっ、犬のくせしてなんてだらしない鳴き声ね。」

白い毛並みの猫は腕を組みプイッと横を見ながら言う。

女の子「それだけ、ヴァルフさんのブラシがけが気持いいってことだよ、シャルル。」

白い毛並みの猫をシャルルと呼び女の子が白色の狼みたいな生き物をかばう。

青年「毎日やってるから上手くなったんだな。」

白色のおかみみたいな生き物にブラシを掛けながら青年は独り言のように言う。

ショコラ「ヴァルフ!ただいま。」

青年がブラシをかけていたらショコラが尖った地層から、飛び降りて歩いて来た。
そして、あることに気付く。

ショコラ「あれ?ナツ達は?」

そう、先に帰って来たのは良かったがナツ達と逸れてしまったのだ。

白猫「ハッピー、何やってるのよ。」
女の子「ちょっと心配だね、シャルル。」

白い毛並みの猫と女の子は、少し下を向き心配そうな顔をしていった。
そんな時、空から聞き覚えの声が!

???「おーい、ショコラ〜♪」
ショコラ「ッ!ナツか?!」

ショコラも含めてみんな声が聞こえてくる方向を探し、最終的に空を見上げる。
そしたら、パッピーに持って貰ってこっちに飛んでくるナツとレンリの姿があった。
そしてゆっくり、着陸する。

ハッピー「はぁ〜、重かったぁ〜。」
ナツ「ありがとよ、ハッピー!」
ハッピー「あい〜……。」

二人を運んでヘトヘトなハッピーに、ナツが礼を言う。
ハッピーは疲れて元気がないが、「どういたしまして。」という意味を込めて言った。
ナツに女の子と白い毛並みの猫が近づく。

女の子「ナツさん、なかなか来ないから心配しましたよ!」
白猫「ホント遅すぎなのよ。」
ナツ「ウェンディ、シャルル?!なんでお前達がいるんだ?!」

ナツは女の子の事をウェンディと呼び、白い毛並みの猫の事をシャルルと呼んだ。
実はこの人達はナツと同じフェアリーテイルの仲間なのだ。

ウェンディ「シャルルがなんだか心配だからって。」
シャルル「少し未来が見えて、なにかありそうだったから、急いでマリンとウェンディと一緒に来たってわけよ。」
ナツ「なに?!マリンもいるのかぁ?!!!」
ウェンディ「はい、私とシャルルだけでは心配だったので………。」

マリンという子もナツと同じフェアリーテイルの仲間なのだがナツがエルザの次に苦手にしている相手だ。
まぁ、でもそんなことは言っていても仕方ないという事で、さっきいた青年もつれてアドリビトムへと入って行った。