二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRY TAIL—命の砂時計— FT検定開催中! ( No.201 )
日時: 2012/01/19 08:34
名前: 雪姫 (ID: MXjP8emX)






               第23話 意外なアドリビトム




[最初の試練編]


『ガチャ』
ショコラ「ようこそ、私たちのギルドへ。」

ドアをゆっくりショコラが開ける。
ナツとハッピーは開けてすぐ中へ入ってみる。
そこには衝撃の光景が広がっていた!!

ナツ&ハッピー「わぁ〜……えっ?」

あんな地層丸見えの町の中にあるギルドだから中もさぞ変なんだろうと追っていたが、いざ入ってみると中は…あんがい普通だった。
壁にトナカイの頭が飾られていて、床にはトラの毛皮で出来た絨毯をひいていたり、美味しそうなアップルパイの匂いがするだけ。
*ね、普通でしょ?*

レンリ「ん?くんくん………」

匂いに連れられ、馬鹿眠り姫が目覚めた。

レンリ「ふぁ〜、ここどこ?私は誰?」

このボケに青色の髪に赤色の目、黄色いチュニックに短パンを履いた少女がツッコミを入れる。

少女「ここは、アドリビトム。
   あんたの名前は、レンリ・ゼナ・メルディア。
   フィオーレ王国のお姫様で次期王女になるお方だけど大馬鹿。」

胸の前で腕を組み、ナツ達の前に仁王立ちで立って淡々と言う。

レンリ「ムカッ!!私、見ず知らずの奴に馬鹿とか言われる筋合いはないんだけど!!!」

ナツの背中から降りながらレンリは言う。
そして、引き攣った顔のナツとハッピーが少女名を叫ぶ。

ナツ&ハッピー「マ、マリンッ?!!!」
マリン「…………………」

そう、この子がエルザの次にナツが苦手としているマリンだ。
マリンは黙ったままナツ達を睨み続ける。
なんか、凄い息しづらい空気が流れる中、ある少年の一言でこの空気が壊されてる。

少年「みなさーん。パイ出来ましたよー!」
マリン「ふんっ………。」

何処からか聞こえて来たこの少年のおかげで、変な空気は壊されマリンは少年の声がしてきたほうへと歩いて行った。
ナツとハッピーは内心、助かったぁ〜。と思って居た。

ショコラ「ヨシュアのパイが出来上がったみたいだな。
     アドリビトムのみんなの事やこのじゃじゃうま姫の事はパイでも食べながら話そう。」
レンリ「え〜、私は別に話したくないですけ(ヴァ「黙ってついてこい。」うう、分かったよぉ〜(泣」

ショコラの提案に超反対、今すぐにでも逃げ出したいレンリは、なんとか断ろうとするがヴァルフの一言で止めた。
このギルドではドンとショコラとヴァルフに逆らってはいけないことを誰よりも知っているから。

ナツ「ショコラァ〜、パイ食べ終わったらすぐ勝負だぞ!!」
ショコラ「分かった。分かった。」

まだ勝負しようと言ってる………。
ショコラは半呆れ顔で適当に受け流す。でも、たぶんナツのしつこさからは一生逃げられないだろうな……。