ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

[迷子姫編]




第９話　取られちゃったね（笑




勝手に頼んで勝手に帰って言ったドン。
ギルド内にはまだ、変な空気が流れているがマカロフが口を開いた——


「あやつは昔っから勝手すぎるわ!」
「まぁまぁ、マスター落ち着いて。」
プンプンしているマカロフをミラが宥める。
「それで、マスターどうしましょうか?」
「そうじゃのう……じゃあ——」
ここで、レンリを探すメンバーが発表された。
・ナツ
・グレイ
・エルザ
の最強チームと、
・ユノ
・ショコラ
・ハッピー
その次に強いユノとショコラとついでのハッピー。
「ええ?!私は!!」
「留守番じゃな。」
「そんな〜……」
へこんでいるルーシィにハッピーが止めを刺す。
「やっぱり、ユノにポジション取られたね（笑」
「うッ!!!」
ルーシィは机の上にバターンと倒れこんだ……。




【一方その頃】


『タッタタタタタタ…』
「はぁはぁはぁ……」
一人の少女……
つーか、レンリが竹藪の中を走っていた……。
「はぁはぁはぁ……はぁ〜、ここまで逃げればもう大丈夫かな……?」
そう言ってたぶん、竹藪のド真中辺りで止まった。
「しっかし、私って凄くない?!
　ドンが来るはるか前からドンが来ることを察して逃げ出すなんて!!!
　マジズゲェ!!!」
自分を物凄く褒める馬鹿。
そんなことを、していたら罰?が当たった。
『ゴンッ!!!』
「ッ?!!!!」
『バタッ』
後頭部のあたりから鈍い音と痛みがあり、そして二秒後レンリはその場に倒れた。
倒れたレンリのもとに何やら黒い生き物が近寄り
「ウホォウホォ」
と鳴きながら、レンリを担ぎ何処かに連れ帰った。
一体レンリは何処に連れて行かれたのだろう——?