二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIRY TAIL—命の砂時計— 参照200突破!!! ( No.42 )
日時: 2011/12/22 13:05
名前: 雪姫 (ID: jJ9F5GeG)




[迷子姫編]





           第11話 美味しいにおいは災いの元



マカロフにレンリを探してくるように言われたナツたち。
皆それぞれの怒りを抱えながらレンリを探していた——


「なんかさぁ〜、私レンリに嫌われてるみたいなんだよね〜。なんでだろ?」
「別にいいんじゃないのかあのクソガキに嫌われるくらい。」
「ええ〜、でもさぁ〜。」
何故かレンリに嫌われていることをグレイに愚痴るユノだったが、グレイは元からレンリのことが嫌いなので全然話にならない。
「ショコラ!お前強いのか?!」
「う〜ん、自分ではよく分からないが、周りの奴からは強いって言われるな。」
「おお、じゃあレンリ探し終わったら勝負しようぜ!!!」
「ふっ、ああいいとも。最近全然戦っていなかったから、いい修行になるよ。」
「ぜってい、俺が勝つからな!」
「そんなの、勝負してみないと分からないだろ?」
楽しそうに、ショコラとナツはこの仕事が終わったとに勝負することを約束した。
二人は、輝かしい笑顔だった。
「なんか、みんな楽しそうだな〜。」
楽しそうに話しているみんなを、少し離れたところでハッピーはエルザと並んで歩きながら見ていた。
「ならば、会話に入ってくればいい。なんだったら、私が入る手伝いをしようか?」
「エルザァ〜///」
優しい笑顔言うエルザにハッピーは嬉しそうな顔で答える。
そしてエルザが、ハッピーをみんなの会話に入れてあげようとしたその時! ナツが何かを嗅ぎ取る。
「クンクン……旨そうな匂いとレンリの匂いがするぞ。」
「ッ本当かナツ!」
「ああ、間違いねぇ。それに、昼間のサルたちの匂いもする……こっちだ!!!」
『ダダダダダダダッ』
急に走り出したナツを追って皆、ハッピーを残して走って行った。
「ええ?!みんなひどいよ!おいらを置いて行くなんて〜(泣」
泣きながら、ハッピーは慌ててみんなを追いかけた——