二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ポケモンの】一つの花から生まれた子【短編集です】 ( No.149 )
日時: 2012/05/05 18:52
名前: 桜咲 紅葉(元:ピアニッシモpp) (ID: uwZWw1uD)

カゲロウデイズ替え歌
替え歌は一部だけ
レッド→←イエローかな?


(イエロー)
8月8日の午後12時半くらいのこと
天気が良い
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
することも無いから貴方と駄弁っていた

「でもまぁ夏は嫌いかな」手持ちを見ながら
貴方はふてぶてしく呟いた

あぁ、飛び出した手持ちの後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった貴方だけ

バッと飛び散る血しぶきが貴方にかかって飛び回る
血しぶきの色、貴方の香りと混ざり合ってむせ返る
嘘みたいな陽炎が「嘘じゃないよ」って笑ってる
夏の水色、かき回すような蝉の音に全てが消えた

目を覚ました時計の針が
鳴り響くベッドで今は何時?

8月7日の午前12時過ぎ位を指す
やけに煩い蝉の声覚えていた

でもねぇ、少し不思議だね。
同じ公園で昨日見た夢を思い出した
「もう今日は帰りましょう」道に抜けた時
周りの人は皆上を見上げ口を開けていた

落下してきた鉄柱が貴方貫いて突き刺さる
つんざく悲鳴と風鈴の音が木々の隙間で空廻り
ワザとらしい陽炎が「夢じゃないよ」って笑ってる
眩む視界に貴方の横顔、笑っているような気がした

何度世界が眩んでも陽炎が笑って奪い去る。
繰り返して何十年。もうとっくに気が付いていたよ。

こんなよくある話なら結末はきっと1つだけ。
繰り返した夏の日の向こう。

バッと押しのけ飛び込んだ、瞬間トラックにぶち当たる
血飛沫の色、貴方の瞳と軋む体に乱反射して
文句ありげな陽炎に「ごめんなさい」って笑ったら

実によく在る夏の日のこと。
そんな何かがここで終わった。

(レッド)
目を覚ました8月7日のベッドの上
少年はただ
「またダメだったよ」と一人手持ち抱きかかえてた




今日初めて聞いて泣きました。マジですよ!
これを題材にして小説も書きます!
カキコか占ツクかサイトか…
もしかしたら全部に書くかも…