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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン短編集 ( No.46 )
- 日時: 2012/01/07 21:25
- 名前: ピアニッシモpp (ID: ow35RpaO)
【第1話】
私は幼い時から病弱で外に出たことが無い
ポケモンと言うのは私ぐらいの子はみんな持っているらしい
私にはそれは確実に有り得ない
『どうして?』
私はポケモンに近づいてはいけないから
『どうして近づいてはいけないの?』
それは…?
何でだろう
『理由も無く近づいたらダメなんてヒドイね』
でしょ、私もそう思うんだ
『ポケモンと触れ合ってみたくない?』
触れ合ってみたいなあ
『触れ合ってみたいよね』
それに私の夢は同じ位の子とポケモンと一緒に居たいんだ
『それ、ボクが叶えてあげようか?』
どうやって?
『それはね、内緒だよ』
でも私近づけないからこの夢は叶わないよ?
『だからボクが叶えてあげるんだよ』
ありがとう
それにしても、貴方はだあれ?
『僕?僕はね…だよ』
聞こえないよ?
『だから、……だよ』
わからないよ!聞こえないよ!
『大丈夫、もうすぐわかるから』
「……ン、カノン」
「母さん、どうしたの?」
「今日から1週間は外に出れるんですって!」
「え、ホント?」
「ええ!」
ホントにあの子は叶えてくれたんだ
タイムリミット付きかあ
でも触れ合えるならいいや
「カノン、行きたいところとかある?」
「母さん」
「何?」
「ポケモンに触っても大丈夫?」
「…」
さすがのあの子でも、これだけはダメかな?
「大丈夫よ」
「ホントに!」
「ホントよ、無理しなかったら良いって言ってたわ」
ホントにあの子は叶えてくれたんだ!
後は外に出て同じくらいの子を探そう
さすがに私の相手をしてくれる子は居ないか
次回に続く
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