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私が敵う訳なかった

【分かれ道】

カノン「グリーン！」

私は目の前にいた彼を呼んだ

グリーン「カノン」

彼は私の好きな人

でも彼には

リーフ「グリーン！」

リーフがいた

グリーン「よお」

彼はリーフと付き合っているようだ

これは私の考え

私は知らない内に浮かない顔をしていたみたい

リーフ「カノン？」

カノン「大丈夫、何でもないよ」

これは嘘

二人の関係が気になる

少し話をしていたらファイアも来た

ファイア「リーフ、置いていかないでよ」

リーフ「え〜」

リーフは面白そうな顔をした

ズキッ

心の奥で痛みを感じた

彼のあんな顔を見たら

リーフを愛おしそうに見る顔なんて見たら

もう諦めるしかないじゃない






グリーン「そろそろ帰るか」

辺りを見たらもう真っ暗だった

カノン「そうだね」

一人で帰るか

そうしたら

リーフ「カノンはジョウトだよね？」

リーフが急に呟いた

カノン「え、あ、うん」

リーフ「私が送っていくよ！」

カノン「いいよいいよ！」

グリーンと帰ってよ！

私に苦痛をもっとあたえる気！？

リーフ「いいの？」

カノン「うん！すぐだし！」

これも嘘

時間かかる

カノン「帰るね！」

私はリザードンに乗ってワカバタウンに向かった

リーフ「カノン・・・」

もうかれらとは会わない・・・・絶対に・・・

カノン「グリーン・・・私、あなたのことが好きだったよ・・・」

闇夜の空、私は一粒に涙を落として帰っていった

-fin-