二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【薄桜鬼SSL】僕らは青春満喫中! ( No.5 )
日時: 2012/01/03 18:29
名前: 花暦桜花 (ID: lUcqHz23)

1、とある朝の情景



私は小麦畑の中に立っていた。

青く澄んだ秋空の下トンボがゆうゆうと飛んでいた

吹く風は涼しく、秋を知らせる。

風に乗って舞いゆく紅葉に手を伸ばそうとした





その時。






「んだとこの野郎オォォォォォォォォォォォ!!!!」



_____________バッ!!


私、穂ノ風藍歌は思わずとび上がってしまった。

藍(夢か…。)

そして今までのが夢だったことに気づく。



慈「俺に興味ねぇなら突っかかってくんじゃねぇ!!!」

拓「はぁ?誰が誰に突っかかってくなって?」

慈「この野郎…!いけすかねぇ…!」

はぁ…。とため息をひとつ。何度めのケンカだろう。


彼らは神前慈(コウゼンメグム)と桜城拓(オウジョウヒロム)。慈は私の幼馴染で拓は…。私の友人…のハズなんだけど……。


千「またやってるの?」

藍「あ、お千。おはよ。」

千「おはよ、藍歌。…ていうか、あなたまた寝てたでしょ?!家に帰ってちゃんと寝れてるの?!」

藍「寝れてるよ〜。大丈夫大丈夫。」

そう?と。お千こと、千姫はそれ以上聞かなかった。



___________今は4月中旬。



桜が満開に咲き誇り春を告げる。

私たちが今いる場所"薄桜鬼学園"

校長先生の近藤さんの教育方針が「元気よく健やかに学ぶこと」

なので、この学校の校風はとっても自由。


…だけど、古典教師の土方千世をはじめとする教師人の作る問題がまぁ難しいったらありゃしない。

そのため、偏差値は何気に高い。


…とにかく、この学校は自由だけど、とっても厳しい矛盾のある学園である。


そして私たちはこの学園に入学したての1年生である。


千「にしても…。千鶴ちゃん、遅いわね〜。」

窓のそばに行き外を見つめるお千。私もお千と同じように外を見る。


外では桜の花びらが舞い

光を浴び

世界を彩る。


外の風景に浸っていると遠くのほうで桜並木を走り抜ける二人の姿が。

藍「あれは…。千鶴と平助?」

千「よかった〜。2人とも間にあったわね。」

胸をなでおろすお千。私は懐中時計を取り出し時間を見る。

藍(…遅刻は免れたな。)


____________こうして私たちの1日が始まる。