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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【少年陰陽師】虚空を駆ける星の如く ( No.18 )
- 日時: 2012/01/01 16:50
- 名前: 光彩 (ID: 2Qew4i4z)
【第十話】
_______体が、重い。
まるで鉛のようだ。自分は何をしているんだろう。
眠っていた。そんな分かりきった自問自答をしているのも
馬鹿らしくなり、少女は手を突いて無理矢理起き上がった。
ずきんとした痛みを感じ、手首を見やると、そこには
くるくると包帯が巻かれていた。誰かがやってくれたのだろう。
手首を押さえて、彼女は思案した。
明け方だろうか。外を見れば済むことだが、背後の半蔀を開けるのですら億劫だ。
薄暗い部屋の中、痛む後頭部を押さえて、彼女は溜め息をついた。
どこなんだろう、ここは。
すでに頭の中では疑問符が手を繋いで踊りだしている。
が、もう慣れっこだ。いかんせんここ数日、世界は彼女に理不尽なのだ。
非日常というものは、音もなくやってきて日常を壊していく。
こんなとき、兄がいたらと何度思っただろう。
しかし、兄は___。いや、あれはもはや兄ではない。
彼女は掛布をぎゅっと握り締めた。不意に目の前が滲んできた。
何故、どうして? 変わってしまった兄の面差しが脳裏をよぎる。
ぐいと彼女は目元を拭う。泣かないと、決めたのだ。
もう一度、横になる。彼女はそのまま再び眠りに落ちた。
* * *
短いです(涙
あ、社会科のレポートが終わっていない…
あーもーどーでもいい(ry
あと、明けましておめでとうございます!
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