二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【少年陰陽師】虚空を駆ける星の如く ( No.27 )
日時: 2012/01/06 10:49
名前: 光彩 (ID: 2Qew4i4z)

【第十四話】

「……器用だねぇ」

「ありがとう、ございます。でもまだまだです」

はにかむように答えたのは、藤原彰子ちゃん。

ちょっと訳あってこの安倍邸に長期滞在中らしい。

まぁ、いろいろと事情があるのだろう。

今、私は彰子ちゃんの部屋の中にいる。

自分の部屋も近いことなので挨拶に来たのだ。

どうせ怪我が治るまではここにいることになるだろうから。

最初は徒人とは違うこの姿を見せるのが不安だったが、

彼女は驚くこともなく笑いかけてくれた。

彼女は当代一ともいえるほどの見鬼をもっているそうで、

こういう人ならぬ者に遭遇することも少なくないのだそうだ。

もっとも、彼女自身自分が何者なのかは分からない。

捨て子だった自分は、実の親の顔さえ知らないのだ。

それはさておき、彼女は今、安倍昌浩の衣を縫っているらしい。

彼はしょっちゅう夜警に出かけていて、

よく衣がやぶれているとのことだそうだ。……あ、そういえば。

「ねえ、今昌浩君はどこにいるの?」

「…今は陰陽寮にいますけど、どうかいたしましたか?」

少し間があったのは私が唐突に訪ねたせいだろう。

「うーん、いや、後でお礼を言いに行かなきゃとおもって。

 昨日助けてもらったみたいだし……」

「何か、あったのですか?」

「ちょっと、襲われた」

「えっ……」

「…少し長くなるけど、聞いてくれる?」


曖昧な、笑み。それは少しだけ切なさを孕んだ笑顔。


    *    *    *
はい、文が下手くそでーーーーーす。
文才無い自分をうらむよーーーー
冬休みが終わるぅぅぅぅ
意味不明なこといってすみません(泣