二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【少年陰陽師】虚空を駆ける星の如く ( No.33 )
日時: 2012/01/11 18:25
名前: 光彩 (ID: 2Qew4i4z)

【第十九話】

___夜。子の刻を半分くらい過ぎたころ。

暗闇の中、空は自室の壁に寄りかかってぺたんと座り込んでいた。

「眠れない……」

本当に眠れないのだ。目が冴えるとはまさにこのこと。

慣れない場所だからだろうか。でも昨日はあんなにぐっすり……。

手持ち無沙汰という単語が脳裏をよぎる。彼女はふと衣の下で揺れている

首飾りを引っ張り出した。きらりと輝く透き通った石。

沈黙と静寂が支配する部屋の中、月の光を反射して、石だけが淡く光っていた。

七色の光は不思議と心を落ち着かせてくれる。と同時に思い出すのは

あの日の巫女の言葉だ。渦巻くのは、いくつもの疑問。

自分の勝手な推測に過ぎないが、何か、ある……?

消えた兄。巫女の言葉。七色の石。

「…………」

どこかで繋がって______?

ふっと空は口元に笑みを浮かべた。それはまるで自らを嘲笑うかのような笑み。

まさか、ね。ううん、ありえない。ここ数日色んなことがあったから

きっと混乱してるんだ。今は考えていても仕方ない。

いかんせん判断要素というものが少なすぎる。天井を仰ぐと、

彼女はそっと息を吐いた。全く、私らしくも無い。

こんな真面目なこと考えるなんてね。そのまま茵にもぐりこむと

目を閉じる。今は、寝ることに専念しよう。


    *    *    *
前話とのテンションの違いが激しすぎるw
ぐだぐだ引っ張っておいて作中では二日ぐらいしか
進んでないっていう……
あー早く中二になりたい
って、明日冬休みの宿題確認テストだ……orz