二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【少年陰陽師】虚空を駆ける星の如く ( No.41 )
日時: 2012/01/31 18:24
名前: 光彩 (ID: vOB0vHGS)

【第二十七話】(昴君さいどぉぉぉ)

都の外れ。人気の無い廃屋の屋根の上に、少年が一人佇んでいた。

屋根に腰を下ろした少年は、ふう、と吐き出した溜め息とともに、

片膝を立て、夜空を見やる。瞬く星が美しい夜。  

それとは対照的に、少年の表情は硬い。

「あいつは、一体……」

あいつ、とは無論、昼間の少女のこと。

影羅に命じられ、探した少女。

自分とよく似た風貌の、自分を「兄」と呼んだあの_____。

「…………」

自分は、知らない。あの子のことを。

あの朝目覚めたとき、自分は己の名しか覚えていなかった。

でも。

もしも自分が、あの子の兄ならば。




「俺は、何者なんだ……?」

_______!

刹那、後頭部に走る痛み。がくりと

前にくずおれそうになる体を、なんとか押しとどめる。

が、無理だった。

霞む視界。遠のいていく意識。息も出来ないくらいの激しい痛み。

不意に、目の前が真っ暗になった。



最後に捉えたのは、青い炎を身に纏った、影羅の姿。


 *    *    *

ちょっと短いです……。

もうすぐ三十話!わーいわーい←うるさい

っていうかどうでもいいとこに話数割いて
話が進んでいないことが大きな原因(ry
と、各話が短い

古代ファンタジーも平安ファンタジーも好きなのに、

古 文 苦 手