二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第二節 平穏と戦争の交差地点 ( No.212 )
日時: 2012/02/03 21:43
名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)


ぴ、ぴ、と無機質な音が部屋中に響く。

その部屋は、レポートが重なってある机が有ったり、ノートパソコンがあったり、精密機器があったり、様々である。


その中に異常な物が2つ、部屋の隅にあった。

人間がすっぽり入る程巨大なガラスのビーカーの用な物が機材が有った。
中にはオレンジ色の培養液(ばいようえき)がひたひたな程入っていた。
ガラスの内法にはコードの様な物が幾つかあり、先端の吸盤が『ある物体』に繋がっていた。


巨大なビーカーの様な物にコードで繋がれていた精密機械の電子音はこう告げる。



『ガガガ・・・警告。・・・第二次製造計画(セカンドシーズン)・・・階級:卯月。・・・検体番号:001。ガガガ・・・欠格個体覚醒に成功。・・・残り30秒以内で培養液から取りださなければ欠格個体の崩壊の可能性100%。ガガガ・・・残り10。9。8。7。6。5。4。3。2。1、』


電子音は途中で途切れた。

何故なら、



ガッシャァンッッという音と共に、ビーカーは内側から破壊されたからだ。



ガラスは跡形もなく粉砕され、培養液はすぐ傍のレポートまでを濡らした。
コードに繋がれた吸盤は『ある物体』から取れていた。


ある物体は、高校生くらいの少年の形をしていた。

銀髪に、ふと眉で深緑色の瞳。肌は白く、甘いルックスの少年。
服装はどう見ても高校生の少年の服装としか言いようがなかった。

しかし、その顔には極悪な笑みがあった。
内面から歪んでしまったかの様に。

少年は誰も居ない部屋で、少年は静かに笑う。



?「さぁーってと、何処に居るのかな?お兄様(オリジナル)と睦月崩れは」





魔法モノなのに思いっきりサイエンスじゃねぇか・・・

しかも何十分かかってんだ・・・