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少年を盗難車に乗せて、スピード無視で走る月弥。
彼は正面を向いたまま少年に聞く。

月「そう言えば、名前言うの忘れてたな。俺は神告月弥って言うんだ。アンタの名前は？」

？「ボクの名前は吹雪士郎・・・ッ！？神告君、後ろ・・・ッ！！」


吹雪は盗難車の後ろのガラスを見て、顔を青ざめる。
月弥は振り向けないのでバッグミラーを見た。



後ろには１０人以上の人間が、バイクに乗ってこちらを追いかけていた。




月「嘘だろッ！？さっきまで１人も居なかったのに！どうなってんだこの世界はッ！？」

吹「確かに戦争中なのにマンホールの中で移動出来るって可笑しいしね」

月「そういう問題じゃねぇよ！つかずっと追いかけて来るじゃねぇかちくしょう！！」


彼は思いっきりアクセルを踏むが、バイクにのった男達は諦める気配も無い。

吹「・・・ッ！？」


彼はボンネッドの方のガラスを見て目を見開く。
月弥も吹雪が見ている方へ視線を向けた。



そこには、ボンネッドに誰かが立っていた。


黒いズボンをはいており、華奢な体系の様な人間。
少年か少女かは詳しくは解らないが、長身だと言うのは解った。

ガコォンッ！！と衝撃波が響く。

吹雪は音と共に、盗難車の窓を開ける。


そこには、


＊


うわお、吹雪は全主人公の制覇をしそうだわ←