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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第三節 展開される本来の闇と悪 ( No.266 )
- 日時: 2012/02/13 21:28
- 名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)
吹雪は盗難車から降り、後ろを見る。
月弥は衝撃に驚いたと同時に天井に頭をぶつけてしまったらしく、頭を押さえて呻き声をあげていた。
そこには、少女が立って居た。
顔は解らなかったが、肩までの茶髪で、結構な長身。
ボンネットの上で立って居た人間と同じ服装だった。
そして、バイクと乗っていた男達が倒れている場所で、もう1人、少年が立っていた。
顔はのっぺりとした白い仮面をつけており、時計の文字盤のように小さなカメラが12個あった。
服装はどう見ても高校生位の少年の服装。
その少年のつけている仮面から僅かに見える首や耳の白さ、銀髪の揺らめきに物凄く嫌な予感を感じた。
?「誰だ」
少女は少年に問うが、彼は答えない。
ゴクリ、と吹雪は何故か唾を飲み込む。
?「お前は誰だ」
もう1回、少女は問う。
対して少年は、仮面の小型カメラを僅かに動かし、
?『第二次製造計画(セカンドシーズン)って言ったら、フブキの事は解るかな?』
少女や吹雪に、冷や汗が垂れる。
吹雪は、ひっ、と小さく息を飲んだ。
対し、自らを『フブキ』と言う少年は続ける。
?『こんにちは。殺しに来たよ、前谷さん。フブキは戦争なんてどうでも良い。戦争なんてフブキの脳にインプットされてないからね。フブキの目的はただ1つ。君、前谷真希の抹殺だけ。フブキはその為に、それだけの為に態々フブキから培養液の中から出たんだからね』
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