二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 絶園のテンペスト  ( No.51 )
日時: 2012/02/11 14:48
名前: 睦月 (ID: L.7ldCZ1)

 魔法

 真広は倒れていなかった。

 キキキ…カキキ…。

 弾が…空中で止まってる!そのうち、弾は地面に落ちた。

「当たったら、どうしたんだ?」

ゆっくりと振り返る真広。

「…くっ。」

山本さんが起き上がる。

「不破真広、やはりキミは「魔法使い」に会っているのね。答えなさい。キミは「黒金病」とどう関わっているの?」

まほうつかい?くろがねびょう?

「あんた、政府の人間か?」

「残念、ただのボランティア。役人や政治家が「魔法」を信じると思う?」

「……。」

「答えて!「黒金病」の被害者は増え続けている。このままだと、日本は滅びかねない!」

「だから何だよ。」

 不破真広が私の前に来る。速いっ!この間合いを一瞬で詰めるっ!これが魔法の効果ってわけ!?

 ガッ。

 OK。なら構わない!容赦なしねっ。その力がどれほどのものなのか、見せてもらおうじゃない!銃の弾を全て撃つ。

 ダァァンッ!!

 煙で前が見えない。見えてくると結果が分かった。全ての弾が止まっている。…っ!ゼロ距離でも効かないかっ…。ならっ…!!

「いいぜ、その強気なとこ。」

 ガッ。

「でも今は寝てろよ。」

 ザッシャァァァンッ!!

「…さて、行くか。」