二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 絶園のテンペスト  ( No.66 )
日時: 2012/07/13 22:40
名前: 睦月 (ID: pm796894)

お久しぶりです。
…書きますか。

世界と海

 場は変わり、葉風のいる無人島…。

 左門、いかに島を隠しても、海は世界とつながっている。
葉風は1人、考えていた。

 ここから流した瓶は潮に乗り遠くまで運ばれる。
海流研究や海での遭難者が使う、情報伝達法…。瓶詰めのメッセージだ。
無人島でも瓶くらい漂流物で手に入る。後は中身を詰めたそれを海に流し、都合のいい者に拾われるかどうかだったが…。
私の運はやはり強い。
不破真広、こいつは使える!

「左門、パンツ一丁でも私は手強いぞ?」

 葉風は軽くドヤ顔で不敵に笑った。


 また、場は変わり、龍がいる場へ…。

「…姫…っ!!」

 龍は驚きを隠せなかった。

 偶然出会った少年から、1年間探し続けた葉風のことが分かるなんて…。
いや…?本当に偶然なのか?

 龍は冷静に偶然とは違う可能性を考える。

 もし…。もし、これが全て仕組まれているとしたら…?
だとしたら姫は…。

「……!!ダメだっ!姫、これ以上関わっては…」