二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブンGO —夢—コメント求む!! ( No.10 )
- 日時: 2012/01/01 17:24
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
うん、もちろん小6!! あたり前田のクラッカーだよぉ!
零「うっわー、古ッ。おまえ大学生じゃない??」
大学生でもこんなの知らないだろ!! うちの親の年代だ、うちの親ッッ!!(だいたい30〜40代)
零「認めてるよww ほんっといたい奴だなww」
笑いながら言ってんじゃねえ!!
零「ヘタレ+カスのくせに、ケンカ売ってんの?((ギロッ」
めぇえええっそーもない!!
あ、じゃ、じゃあ、とっとと更新します;;(このままだと殺されかねん!;;)
——story5.宅配——
「へえ、松風君は雷門なんだぁ。って言ったら、最近ホーリーロードに出てるじゃん。」
「うん、狩屋も信介も葵も、みんな雷門だよ。しかもサッカー部!」
「あー、『松風天馬』って聞いたことあるなーと思ってたら! 試合、見に行ったよ。たしか……白恋中の試合。」
「そっか、見てくれてありがとう!」
「どーいたしまして!」
「ねえ、僕たちって完全無視じゃない?」
ホーリーロードのことで盛り上がっている天馬と朝月を見て、信介は葵と狩屋に聞いた。
ふたりは、信介の意見に激しく同意した(というのも、ものすごい勢いで首を縦に振ったからである)。
「あ、ここだよ。」
「えっ、ここぉ!?」
朝月は天馬のアパートを見て、驚いたように声をあげた。おんぼろゆえにだろうか。口を半開きにしている。
「だ、大丈夫、朝月さん……;;」
「うん、だ、大丈夫、大丈夫。でも、ここかぁ……。」
朝月はまだ驚いている様子だ。と、そのとき、
ピリリリリ!
と朝月の携帯着信音が激しく鳴り響いた。
朝月はキャベツの入ったふくろを軽々と腕に通し、携帯電話を手にとると、話を始めた。
「はい、もしもし。あ、石川さん! すいません、今やっとお客様のご自宅に到着したところです。
……はい、分かりました。えっと……え、フカヒレ??」
天(フカヒレ? なんの話しだろ、高級食材が入って来るよって言う話しかな?)
「分かりました。……え、そんなにたくさん——!?」
『うるはーいっ! 文句言うんとちゃう!!』
電話の相手である、石川はさけんだ。電話の聞き取り部分から、少し遠くにいる狩屋たちにまできこえるのだから、朝月にとってはかなりきつい超音波だろう。
「ううう……;; わ、分かりました。では。」
クラクラしたまま電話を切ると、大きなため息をついた。
「フカヒレかぁ。ま、かまわないけど。あれ重いんだよなぁ……。」
「えっ、どうかしたの?」
天馬はすかさずわりこんだ。こんないつもの天馬の様子に、狩屋はため息をもらす。
「うん、ちょっと宅配入っちゃって……。フカヒレたのまれたらしいんだけど、あれがけっこう重くって……;;」
「手伝おうか?」
「うん、ありがとう……ってん?」
天馬の言葉を、朝月は脳内で巻き戻し再生した。
『て つ だ お う か?』
「いいいい、いいよ! だいたい、松風君はいくらこう呼んでると行ったって、れっきとしたお客様だ!
お客様にお手伝いをさせるのは、商売者として心苦しいというか、なんというか……。」
「いいよ、別に。重いのは俺に貸して! 軽いのは、朝月さんで。」
「…………分かった。ありがとう、松風君。」
朝月はニッコリ微笑んでそう言った。
天馬と朝月は、秋姉にキャベツを渡すと、『木枯らし荘』を出た。
にしても、あのキャベツ。重いはずだ。
だって、1キロもあったんだから。
——天馬 朝月 in宅配中(長い道)——
「ほんっとに重いね……;;」
「大丈夫? ほら、松風君宅配慣れてないじゃない。あのキャベツ1キロしかなかったのに、ダウンしちゃってたし……。」
天(『しか』!? いま、1キロ『しか』って言った!?)
「? どうしたの、松風君?」
「ね、ねえ、朝月さん、コレまでの中でいちばん重かったのは、なんキロ?」
「24キロ。」
「にじゅうよん!? 持てたの!?」
「うん、となり町まで。」
平然と答える朝月に、天馬は勝ち負け関係ないというのに、負けた気分になった。
「にしても、これ、どこに届けるの? フカヒレこんなにたのむなんて、ただ者じゃないけど……。」
「うん、たしかご注文者は……神童様……だったかな?」
「えっ、キャプテン!?」
「言ってるうちについたよ☆」
「えぇえええぇぇ——!?」
天馬はズザッと後ずさった。
「どうしたの? あ、誤解されちゃうかも、とか? 大丈夫だよ、わたしがなんとかする。
さ、押すよ。」
朝月はインターホンを押した。
ピンポーンと音が鳴り、ガチャッと音がして、
『はい、神童です。どちら様ですか?』
と声が流れた。神童だ。
「初めまして。わたし『たち』はご注文されました、フカヒレをお持ちいたしました!」
天(たたた、たちって言っちゃったし!!)
『? 今門を開けます。』
ギギィ……と音を立てて、門が開き、朝月と天馬は歩きはじめた。
つづく
補足:フカヒレは、天馬の持っている方が3キロ、朝月の持っている方が11キロです(イレブンですから)。
けっきょくは、朝月の方が重い方を持ったんですねww