二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブンGO —夢—コメント求む!! ( No.19 )
- 日時: 2012/01/02 20:07
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
怖えぇ! 充分天馬と倉間先輩も怖えぇ! って、あたし小学6年生だから、天馬も先輩なんだっけ。
松風先輩、倉間先輩、やめてあげてください!!
いもさんが死んじゃいます!! あと、いもさん、駄作だよ、かぎりなく☆
さ、更新しないとやばいな。うん、またなんかやられそうになるぞ、樹に。ていうか、もう10話目!?
——story10.本当の目的?——
「あれ、松風君たちって、サッカー部だったの?」
サッカー棟に向かう天馬たちを見て、樹は仰天したように言った。
狩(ったく、こいつ、どこまで芝居が上手いんだよ。)
「うん。あれ、樹には言ってなかったっけ? かくしてたつもりはないんだけど……。」
「そう……なんだ。うん、頑張ってね。たしか、いまホーリーロードが開催中だよね?」
「そうなんだ! だから、絶対練習休めないんだ。じゃ、また明日! 行こう、信介、狩屋、葵。」
「そっか。行ってらっしゃい。また明日。」
5人は、これで別れた。
……ように見えた。
————練習中————
神(? なんだ、この感じ……。)
神童は違和感を感じ、あたりを見まわした。
ふいに、視線を感じたためであったが、神童を見ている者は、誰もいない。
キョロキョロあたりを見まわしている神童に、霧野が声をかけた。
「どうしたんだ、神童?」
「ああ、なんとなくだけど、視線を一瞬感じて……。」
「おまえを見てたって言うのかww?」
「き、霧野笑うな;;」
「いや、悪いwwでもwwおもしろww」
「霧野ww」
「どうしたんですか、キャプテン、霧野先輩?」
腹を押さえているふたりに、天馬は声をかけた。
しかし、天馬はすぐに別方向にかけ出した。
なにかを見たのだ。木陰でうごめくなにか。
だが、天馬の予想を裏切り、人影はなかった。予想していた人影は。
と、次の瞬間、後ろの方で、優しく風がふき、軽く天馬の背中をおしたが、気にせず考えた。
天(あれ? たしかに見えたんだけどな……
樹のすがたが。)
天馬は違和感を覚えた。
見えたはずのものが見えなくなっていたというのは、いわゆる幽霊を見た、ということなのかもしれないが、あきらかにあれは樹のすがたで、はっきりしていた。
天馬が小首をかしげながらもどってくると、グラウンドはすごいことになっていた。
練習していた雷門イレブンは全員傷だらけでその場にうつぶせになってたおれていたのだ。ゴールもひっくり返ってしまっている。
天(いったいなにがおこったんだ?)
天馬はとにかく、雷門のみんなの元にかけ寄った。
さっきの風が原因かもしれない。天馬のところには弱い風しか来なかったが、もしかしたら、ここでものすごい暴風が吹き荒れたのかもしれない。
いや、そうとしか思えなかった。まるで、台風が過ぎ去った後のような光景。
天馬以外に、監督と音無、葵、茜、水鳥は無事だったため、選手たちを起こし、ベンチに座らせた。
「いったいなにがあったんですか?」
天馬は鬼道にぐぐっと顔を近づけて気いた。
鬼道は少し黙り込んだ後、こう答えた。
「いきなりすごい風が吹き荒れ、ここを通りすぎて行ったんだ。まるで、台風のように。」
天(そりゃ台風みたいな強風が吹かなきゃ、こんなにはならないだろうけど——……!)
「か、風の中に、ひとりの人影を見ました。」
神童が、腕の傷をおさえながら言った。
「その人影とは誰だ?」
「よくは分かりませんでしたが——この間見たことのある転校生に似ていました。」
「えぇっ!?」
「ウソ!」
天馬と信介、葵の声が重なり、狩屋は、
狩(とうとう本当の目的にのり出したか……。いや、雷門を潰すことが目的じゃなかったみたいだしな……いったいなにが目的なんだ、あいつ?)
つづく