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第零・五訓 『天使とか信じるのはキリスト教だけとか思ってたりする天使達』


「あっはははは！！！マジで！？守護地任されたのソレかよ！ジジィも情けねぇな〜」
「最近数千年は天使が消えたりしてないから、守護地が無いから巣立った私を其所へ置く訳だよ、もうちょっとマシな所に配属して欲しかったね」

先程、大天使のジジィと話してた少女『アルテミス＝エンジェル』は大天使を殴りつけた後に呆れた様に友人『シャーナ＝エンジェル』に相談すると“当たり前だ”というように大爆笑し、冒頭に至る。
シャーナは上を向いて腹を抱えて大爆笑しているのをアルテミスは、呆れて見ている。

数千年の間、まったく天使が消えたりしない。
むしろ増える始末で堕天使とかも三万年前を境にたまにしか見かけない。三万年前に一度悪魔と手を結んだ堕天使が天界を攻めて来た。
当時アルテミスは182563歳（普通の人間に例えると8歳）で、その事はまったく記憶していなかった。