二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】天使の最後の約束【コメ&オリキャラ募集中!】 ( No.3 )
日時: 2012/01/06 14:24
名前: Sky  ◆M7x9jXIufw (ID: qTh1yy9a)

むしろアルテミスは戦場に出ていた、当時最年少兵士。
だがアルテミスは敵に銃で頭を打たれ、かろうじて生き返ったが記憶を無くした。

それから堕天使達との戦争は終わったらしいのだが、その終わった後まったく戦争が起こらず、堕天リストも減る一方。天界の平和としては良い事なのだが、天使が増えるだけで天使の役割が減って来ている。
守護地を任した天使達も最近はまったく減っていないので、守護地を任す事も出来ずに、とうとう大天使が「漫画」の世界に手を出したのである。

「そういうシャーナはどうなんですか?」
「あたしは守護地任じゃなくてお迎えと天使の管理、これでも一応天使大臣の娘なんだから!」

ふん!と胸を張ってアピールするシャーナに呆れるアルテミス。お迎えというのは死んだ人々を天国に迎える役割を持つのだが、シャーナの場合は途中で魂を落としそうで怖い。
そんな事を思いながら、アルテミスは天使達が過ごす部屋の自室に入り荷物を全て外へ捨てた。
守護地を任されたという事は、その地が滅びない限りずっと其所に居なければならない。
つまり銀魂の連載が終わった時、アルテミスの任が消えるという訳である。

「はぁ……あのくそジジィ……あれで実の叔父だと思いたくないです」

丁寧語で一人きりの部屋で毒舌を吐くアルテミス。実はあの大天使、アルテミスの実の叔父であり、あの叔父を良く知るのはアルテミスだけなのだ。
そんな事どうでも良いやと空になった部屋を出て、金色の羽のペンダントを首に飾る。
このペンダントは三万年前の大戦争の時、アルテミスをかばってくれた人がアルテミスにくれた物だ。それを今でも大事にして身につけていた。
アルテミスは天界の地下にある部屋に来ていた。水色の扉の所に右手を添え

「S2-アルテミス」

と唱えると、鈍い音で扉が開き綺麗なまっさらな白い空間が見える。アルテミスはその場に背を向け身を委ねると真っ逆さまに落ちて行く。
このまま、長い時間上には帰らずに過ごす。

それはーー……。


『第零・五訓終わり』