二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブンGO〜なくしたくない物〜 コメントください! ( No.124 )
- 日時: 2012/01/17 17:57
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
21.監視
まるで星が降ってきそうなほどきれいな星空の下で……
雷門イレブン全員で、カレーをほおばってます;;(前置き台無しだな;;)
天「ユエッ、お代わり!」
輝「天馬ったら。お代わりなんてあるわけ……。」
「……あるけど?」
全「お代わり!」
お願いです、全員でそろって「お代わり」と言いつつ、お皿をさし出すな。そして先輩方、イメージぶちこわしなんで、もうやめとくれ。
「分かりましたよ。じゃあ、ひとりひとり来てくださいよ、まったく……。」
って言うと、ほんとに聞くもんなんだな。みんな1列に列を作って、皿を片手にやって来たよ。…………犬みたいだww
「えっと……どれくらい?」
天「あふれるくらい!」
「それはダメ。」
狩「ズルイぞ、天馬! 俺がぜn 天「狩屋は引っ込んでて。」ひどい! 俺が全部もらう!」
「分かったから。とりあえず、たくさん盛っておくよ。」
はあ。全部食べるとか……狩屋もとんでもないこと言うようになったな。
天馬の分、狩屋の分など、それぞれ全員の分を盛り終わると、自分の分が、全体の100/1も残っていないことに気づいた……。し、しまった、自分のこと考えず盛りすぎた……。
「……食えるだけよしとするか。」
俺は自分の分を盛りつけると、みんなとははなれたところで食べはじめた。
就寝中
「…………そろそろみんな寝たかな。」
俺は、あたりがシンと静まったのを、目を閉じつつ感じとり、毛布をよけて起き上がった。たぶん、もう10時半前後だろう。もしお日さま園だったら、「就寝時間なんだから、もう寝なさい!」って、瞳子さんに怒られちゃうもんなぁ。
あたりを見まわすと案の定。みんなスウスウと寝息をたてて寝てる。……まあ、円堂さんは「ガー、ゴー。」っていう、いびきなんだけど;; 大人がよくここまで大きないびきを……。大人だからか。
にしても、やっぱりみんな男子だなぁ。つい10分前かけたばっかりの毛布、もう自分からひっぺがしちゃってる人が何人もいるよ。えっと……天馬、信介、狩屋、車田先輩……って先輩だと!? 本気でイメージくずれるぜ……。
ユ(ま、俺も人のこと言えないと思うけどな;;)
なんと言っても、目が覚めたらベッドじゃなく道路で寝てたってこともあったしな。ひどいときとか、1キロ離れたところにいたってことも……。
俺は毛布がずれている人の元に行くと、毛布をかけ直した。ほう、輝ってすっごく寝相がいいんだな。1ミリたりとも位置がずれてないや。キャプテンや霧野先輩もだ。すげぇ。
俺がみんなの毛布をなおし終わり、息をフウとはいたとき、
?「君は寝ないの?」
と声をかけられた。
ふりかえると、吹雪さんがニコニコしながら立っていた。びびび、びっくりしたぜ……。
「ええ、まあ……って、もしかして、起こしちゃいましたか? すみません。ガサガサうるさくしちゃって……。」
吹「ううん、ぜんぜん。それに、前から起きてたんだ。……ユエ君がフィフスセクターだって言うのは、神童君や霧野君から聞いていたからね。」
「あ、キャプテン言ったんですか;;」
吹「うん、まあね。あやしい行動をとらないか、一晩中監視してようかと思ったんだけど……その必要性は、かなり低くなったようだね。」
吹雪さんのことばに、俺はすぐ聞き返した。
「どういうことですか?」
吹「シー。ここだとみんな起きちゃうかもしれないから、外に出て話そう?」
「分かりました。」
俺は、毛布を手にとると、廃墟の外に出た。