二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブンGO〜なくしたくない物〜 コメントください! ( No.140 )
- 日時: 2012/01/20 07:44
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
25.救出成功……なのか、これ?
「警備激うすー。」
なんてうすいんだ、この警備。いくら孤島とは言え、シード養成所なんだから、進入されたら困るだろ! って考えると、身震いするくらいうすすぎる警備。だって、入り口であった門番から、もう誰とも会ってないんだもん。
なんでシード養成所に来てるか、って言うと、とらわれの身となっている空野たちを助けに来たんだ。だって、きっとフィフスセクターのことだから、空野たちを人質にとるに決まってる。そんなの許せないんだよ。あ、いちおうシードの俺が、言うことじゃないか。
警備1「ムッ、誰だ?」
警備員が立っているところを見ると、そこには、
『雷門の奴らココ』
と、なんとも分かりやすく、札があった。フィフスセクターも、ずいぶんと分かりやすい団体になったな、オイ。
と、言っても警備員さんがおつきかぁ。
警備1「きさま、ここでなにをしている?」
「俺は、聖帝のご命令で、こいつらをここから出しにきた。」
警備1「聖帝のご命令で?」
「対面して話したいんだとか。」
警備1「はあ……。」
「たのむ、ここから去ってくれ。」
警備1「なにw ユ「さ・れ ^言^」はい……。」
おいおい、少しおどしをかけたらこれかよ。もしあわてて行かなかったら、どうしようかと思った……;; まあ、安心。
って、あいつカギ落として行ってるじゃねえか! アホか、あの警備員は……。
ま、都合いいけど。
というわけで、俺はカギをガチャリッと。扉の中で、なにか物音がしたのは気のせいでしょうか。
カチャッ
おっ、開いたみたい。
ゆっくりドアノブを開けていくと、ホッと安心した。きちんと鬼道監督、音無先生、水鳥先輩、茜先輩、空野がいた。
空「ユエ君!?」
「ほう。よかったぁ〜。さっ、はやく逃げて下さい!」
監「なぜおまえがここに……。」
「せせせ、説明は後です! すんごい出任せ言っちゃったんですから!」
水鳥「うっし。とりあえず逃げっぞ!」
全「はい/ああ/うん。」
ふう。なんとか救出は成功、かな?
茜「? あれ、なに?」
茜先輩が立ち止まった。ちょ、こんなところでたちどまらないで下さいよ!
って、ん?
「ああ、ここは特訓するところですよ、たぶん。」
空「そんな……ひどいやり方……。」
「((ボソッ フィフスセクターは、人のつらさなんて考えないね……。」
空「えっ?」
「あ、いや、なんでもない。それより先輩、写真っ。」
茜「うん。」
パシャッ、パシャッ
カメラのシャッターを切る音が響いた、その瞬間。
警備員2「誰だッ!」
ユ(ゲ、見つかった;;)
うーわー。なんてバットタイミングな! なわとび大会で自分の番だってときになわとびがぶっ壊れたーくらいバットタイミングだ!(←どんな例えだ)
「やべ、見つかったみたい。逃げて!」
空「でも、どこに……。」
「この先に行けば、外の岩場にでれる。そこからずっと行くと、廃墟が見えるはずだから、そこに行って。天馬たちがいるから。」
音「月流君、なんでそんなにここにくわしいの?」
「そんなの、今気にしてる場合じゃありません! いそいで!」
俺の誘導で、みんな外に向かってかけ出す。ここは一本道だから、迷うことは絶対ない。ただ、はさみうちにされたら、一巻の終わりってだけであって……。
ズキリッ
急に右足の甲が痛んだ。
「っ!」
俺は、右足の甲を押さえてうずくまった。まさか、ここまで痛むことになるなんて……。3分しかつかってなかったからな……。
空「ユエ君!?」
「俺のことはきにせず先にi 茜「あっ、カメラ……!」えっ!?」
茜先輩の声とともに、カメラがこちら側に転がってきた。もう追っ手は迫ってきてる。
俺は、カメラのすみに、あるものを結びつけると、カメラを弾いた。
外に出た茜先輩の手に、カメラがすっぽりおさまった瞬間、ガラガラガラッと音がして、
出口にさくがおろされた。
音「月流君!」
「はやく行っちゃって下さい!」
みんなは苦虫をかみつぶしたみたいな顔になったけど、鬼道監督がしかたなさそうにうなずき、みんなは、道を駆け抜けていった。