二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブンGO〜なくしたくない物〜 コメントください! ( No.170 )
- 日時: 2012/01/22 19:14
- 名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: jIh6lVAe)
29.好きな人? まさかね なぜか恋愛方向へww
(ちょっともどって、ユエがつかまって1時間後 輝目線)
剣「? あの、茜先輩。」
茜「ん、なに?」
剣「その紙はなんですか?」
茜「えっ、紙?」
茜先輩は、カメラにはさまっていた紙をつまみ上げた。ちょうど、指のつめくらいのサイズみたい。うすさは、だいたい3ミリくらい。カメラの間に、ぴったりはさまってたみたいだ。俺は興味深く、その紙をのぞきこんだ。
茜「これ、なんだろう……あ、何回かに織られてる。」
茜先輩がそう言うと、紙を開いていった。カサ、カサ、とかわいた音が響く。
茜「あっ、神様(しんさま)あて。」
神「おれ?」
茜「((コクッ はい。」
キャプテンは茜先輩から紙を受けとった。全部開くと、だいたい縦5センチ、横6センチくらいの大きさになった。うすくてペラペラしてるから、たぶん半紙みたいな作りだと思う。
神「! ユエからだ。」
「ユエ!?」
俺は思わず声をあげた。
キャプテンはコクリとうなずくと、紙にもう1度、目を通した。どうやら手紙らしく「読むぞ。」と言った。
神「『たぶん、この手紙が読まれているってことは、もうつかまっちゃったんでしょうね、俺。
まあ、予想通りのことなんで、気にしないでください。
フィフスセクターは、きっと空野や茜先輩、水鳥先輩、鬼道監督、音無先生を人質に取るつもりだと思います。俺は、絶対そんなの許せません。だから、みんなに黙って、先輩たちを助けにいきました。
みなさんには、本当に心配をかけたかもしれません。でも、俺はそんなきたないやり方、許せないから……。何度も言っちゃって、ちょっとしつこいですかね。
まずひとつ、注意事項として、たぶん、フィフスセクターは、俺を人質にとるつもりだと思うのですが、気にせずみなさんはサッカーしてください。
あと、これは天馬に言う。
明日戦うチーム『ゼロ』には、シュウも選手としている。でも、動揺せず、シュウを目覚めさせてやるようなサッカーをやろうな。
試合の日には、必ず抜け出しますので。では。』
……何かを考えながら書いたんだ? それに、この最初の書きぶり……。まるで、前から助けに行くと決めていたような書きぶりだ。」
それを聞いて、剣城はくちびるをギリッとかみしめたように見えた。どうしたんだろう、剣城……。
〜in廃墟 真夜中〜
「はあ……。」
俺は廃墟の屋上に行って、息をはいた。白い煙になって、息が現れ、すぐ消えた。
輝(ユエ、無事なのかな。なにもされてないよね? ヒドイ目にあってないよね……。)
俺はひとりで、そう考え込んだ。
怖かった。まさか、ユエがいなくなるとは思わなかったから。
たしかに、ユエがなぜか森の中に消えちゃったこととかはあったけど、夜まで帰って来なかったことは、1度もなかったから……。
こんなに胸の奥が痛むものなんだな、ずっとそばにいた人がいなくなるって……。好きだったのにな、ユエ……。
って、え? 俺、今何となくヘンなこと考えてなかった?? ちょ、ちょっと待って! 自分の気持ちの整理が……っ!
?「影山?」
「えっ、わっ、風丸さん////」
俺は顔が熱いまま、風丸さんをふり返った。よ、夜だし、見えてませんように!
風「ぷっ、なに顔まっ赤にしてるんだよ。」
「あ、いえ、これは、その……////」
見えてたんですね……////恥ずかしい……。
風「好きな人でもいるのか?」
「まままま、まさか! それより、風丸さん、なんでココに?」
風「ああ。……ちょっと、風にあたりたくてな。」
「そうなんですか。……あの、相談に乗ってもらいたいことがあるんですけど……。」
風「ん、なんだ?」
俺は、思いきって聞いてみた。
「風丸さんって、好きな人とかいますか?」
風「ブッ。」
風丸さんは、その顔に似合わない吹き出し方をした。え、なに? 俺、ヘンなこと聞いた??
「えっと……?」
風「おい、こういうタイミングで聞くか? それ変じゃないか?」
「え、へ、ヘンですか!?」
風「ていうか、その流れでいくと、おまえ、好きな人がいるんだけど、って切り出してるようなものだぞ?」
「ええぇっ、そういうつもりは……////」
風「まあ、いいや。…………いる。」
「えええぇえっ!!?」
俺は思わず声をあげた。
い、いるんだ! 風丸さんに好きな人! 俺、女の子の気持ちとかよく分かんないけど、風丸さんカッコイイし、風丸さんに好きになってもらえた人は幸せなんだろうなぁ。もしかしたら、ユエにも好きな人とかいるのかも。
「だ、誰なんですか?」
風「えっ、そこまで聞くか!?」
「あっ、いえ、答えたくなければ別に……////」
風「……特徴としては、髪が長くて、笑った顔が、凄く優しかった。」
「そう……なんですか。」
風「ああ。すごくまわりがなごむ笑顔。俺も、いつも落ちこんでるときに見ると、凄く気持ちがラクになるんだよな。」
「……も、もしかして、はつk 風「これ以上は絶対言わないぞ。」はい;;」
風丸さんの目、ちょっと怖い;; だまらざるを得ない目なんだけど;;
ていうか、さっき風丸さんの言った言葉が気になるや。
『好きな人がいるんだけど。』
………………俺、好きな人がいるの?
まさか………………………………………………………………………………
ユエ………………………………………………………………………………………………………………………なの?
まさかね。
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涼風さん、だいじょうぶだよ! ちゃんと助かるから!!
ユ「意味が違うけどな。」
なんの〜? あと、それ以上いったらネタバレだよ☆
ユ「分かってるっての。」