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＞＞＞レント

はっきり言って、わたしも男子に見間違われるよ。一目惚れした〜とか告ってくる高校生がいたｗｗ

ユ「うわー、おまえ俺のこと言えねー。」

うん、言えないｗｗ　ブラッド、ついでにわたしもレントと同類なんだよ。スカートはいてても男子に見られてるんだよ？

ていうか、タメ口きいちゃったけど……よかったですかね？

ちゅーか、どーなってんだよ、今の世の中……；；


２．サッカーと悪いクセ



　　　　〜６時間目　体育（サッカー〜

サッカーかー。そこそこできるけど、たぶんクラス平均で言うと、俺の方がヘタなんだよな。うん、だって同じクラスにサッカー部の部員いるし。つか俺のとなりの席だし。
じゃ、ここでヒントな。剣城でもなくて、松風（西園、狩屋もふくむ）ではない。これで分かれよ？？
正解は影山輝。つか、コレ分からなかったら、イナズマＧＯ見てないだろ。または、影山の存在忘れてるだろ。

先「男女分かれて試合だ！」

なんて言うから、俺どっちに分類されるのかなーって思ってたら、男に分類されるしよっ。て、まあ体育担任教師には俺のこと「男子」って通してあるし、しかたないんだけど。
赤vs白なんだと。くじで決めるらしい。
俺のくじは……赤か。

　「俺は赤。影山は？」
影「俺も赤！　よろしくね、月流さん。」
　「……なあ、俺のことユエでいいからさ、影山のこと、輝って呼んでいいか？　兄さんからよく聞く知りあいと同じ名字だから、調子くるっちゃて……。」

お、大まじめに言ってるんだぞ！　まじめに！

輝「うん、いいよ。改めてよろしく、ユエ！　協力し合いながらプレイしようね。」
　「『協力し合いながら』……？」

動いちゃいけないと思うのに、口が勝手に動く。
ニコニコしている輝に対して、俺の口は勝手に、輝の傷付くような言葉を口走った。

　「俺、協力し合いながらって、きらいなんだよな。群れてる感じがしてさ。おまえはいつもそうやってプレイしてるのか？」
輝「えっ……。」

トゲのある言い方に、輝の表情がこうちょくする。
ああ、またやっちまったよ。俺の悪いクセだ。
……なんでこんなことに、いつもなるんだよ……。

　「いや、輝、今のは……悪い……。」
輝「べ、べつにいいよ。大丈夫。ほら、スタンバイしよ、ね？」
　「……ああ。」

こんな気を遣わしといて、なんでこんなへいぜんとうなずける？
こんなに輝は気を遣ってくれてるのに、俺は——





ユ（輝を傷付けてるだけだ——……。）

こんな気まずい雰囲気のまま、試合は始まった。