二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナGO〜なくしたくない物〜 歌詞公開中 アドバイスください ( No.362 )
- 日時: 2012/03/01 19:00
- 名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: z52uP7fi)
47.男の子の気持ち
チュン、チュン……
ふわぁ。ねむっ。きのうあんな時間に院長帰らせやがってぇ。
あ、どうも。ユエです☆ いちおう、きのう検査が終わったら、すぐに家に直行しました。
そうそう、最近のできごとだから言っとくけど、なんと、俺、1軒家に住みはじめたんだぜーっ! けっこう不安なこともあるけど、でもやっぱり楽しみ。ひとり暮らしなんてはじめてだもん。
いつもはだいたい、友撫と一緒か両親、あとは兄さんと一緒だったからな。
「ハッ、いけない! 朝ご飯、朝ご飯!」
俺はバッとかけ布団を引っぺがし、立ち上がると、すぐに布団をたたみ、台所に足早で向かった。
あー、朝飯どーしよう。全然考えてないよぅ。
ユ(よし、定番の目玉焼きとみそ汁、麦飯でいこう。)
俺は必要なものをたなや冷蔵庫から取り出すと、手早く準備をはじめた。フライパンは念のため中火で熱しておく、みそ汁を作る手持ちなべには水を、麦飯に分量分の麦と米を入れる。料理は得意な方だから、手順さえ覚えちゃえばすぐできちゃう。
とか言っても、けっこう手こずるんだけどなあ。
〜30分後〜
終わったあ。なんとかして30分ですんだよ。目玉焼きはきれいに焼けてくれたし、みそ汁と麦飯は……どうだろう?ww
……まあ、とりあえず眠いなww
「じゃあ、いただきますっ。」
俺は、だれもいない部屋で、手を合わせて言った。……なんかむなしいww
目玉焼き焼きすぎ、みそ汁みそ濃すぎ、麦飯水0.2ミリリットル増やしたのがいけなかったかな……水っぽい。
これからは、このへん気をつけなきゃな。
「あっ、いけない! 『アレ』冷やしておいたんだ!」
俺は食べ終わると、立ち上がり、冷蔵庫にかけていった。そして、『アレ』を取り出すと、すぐにとびらを閉めた。
ちょっと冷やしすぎたかな……おいしいといいけど。
ユ(……そろそろ学校行くかな。)
俺は着がえると、かばんを持って、家を飛び出した。
〜in雷門中〜
「おはよ〜。」
女1「おはよー……って、月流君!?」
入ってきた俺を見て、女生徒のひとりが声を上げた。まあ、無理も無いような、あるような……。
なんでって、俺は今、女子用の雷門中の制服なんだよな。……あ、もちろん、スカートの下には、スパッツはいてるけどな。
おまけに髪までピンをはずして伸ばしてるもんだから、もう完全なる女子。
と、こんなわけで、物めずらしそうに、となりのクラス関係なく寄って来る。ぎゃ〜! 寄ってこないで〜!!
女1「えぇっ、ほんとに月流君なの!?」
女2「男の子だと思ってたのにっ。」
ユ(こまるよ、それは……。)
女3「じゃあ、ユエちゃんってことよね?」
女4「可愛いわぁ。」
なんで女子ばっかり寄って来るんだ! 同姓の男子も来い! って、俺の同姓は女子か。
って、あんまりうれしくねええ!
女2「って、あれ? ユエちゃん、部活は?」
女子のひとりが言った。……あ、そこ気にしますか、そこ。
まあ、そりゃそうだろうな。だって、今輝たちは練習中。俺がサッカー部だってことは、普通に知られてるもん。
女1「もしや、サボリ!?」
「へ!?」
大好きなサッカー部をサボるかぁ! 人聞きの悪い!
女2「うそっ、ユエちゃんサボルの? 親近感湧くぅ〜。」
サボらないから! だから親近感は全然湧かないから!
女3「あっ、影山君だ。みんな席つこう!」
みんながもどっていく。
俺はその合間を縫って、サササッと席につく。や、やっと落ちつけた……。
〜輝目線〜
天馬が新キャプテンになるなんて。しかも、きょうの練習、見た限りギクシャクしてたし……大丈夫かなぁ。
って、あれ? あの女の子だれだろう。あそこはユエの席のはずなのに、知らない女の子が座ってる。
どこかで見たことも、ある気がするけど……。
輝「あ、あのー。」
?「おっ、輝! おっはよう!」
輝「へ??」
おれの口から、思わずへんな声が出る。
どうやらこの子は、おれを知ってるみたい。下の名前で呼ぶってことは、たぶん、けっこう親しい仲なんだな、うん……。
でも、だれ?
輝「あの、誰ですか?」
?「あ、そっか。輝ははじめて見るよな。俺だよ、俺。ユエだよ。」
輝「ええっ、ユエ!?」
本物のユエなの!?
だって、空色の髪は腰までのびてるし、制服は女生徒用。なにより、とっても可愛いんだもん。ユエはむしろ、カッコイイっていうイメージだった。
全然ちがうけどなぁ。
輝「ほんとに、ユエ?」
ユ「もちのろん。正真しょうめいのユエだよ。剣城から聞いただろ? 俺のほんとの性別は女子だって。だから、ある人のおすすめで、ちょっとやってみたの、女子のカッコウ。恥ずかしいけどな。」
ユエはニコッと笑っていった。思わず顔が、かああっと熱くなる。
ユエ、君は女の子なんだからさ……
男の子の気持ちっていうの、ちょっとは考えよう?////////
あ、いや、ううん。…………なんでもない////
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>>>レント
わたしもどっちみち、男の子の髪型だよww